SSブログ

KIMOCHI・・・ [入荷情報!]

さて本日は2020年5月30日(土)で5月最後の営業日です。

本日も無事に営業を終えることができました。

そして1ヶ月お付き合い頂きありがとうございました。

明日は日曜日ですので定休日となります。

ご迷惑お掛けしますがよろしくお願いします。


そしてここからは今だから知って欲しい・・・。

フランスの昇涙酒造(Les Larmes du Levant)さんをpickup!


▷フランス 昇涙酒造

フランス⼈のボフ グレグワール⽒(グレッグ)が
⽇本酒に出会い⽇本酒の虜になり、
⾃らがフランスで⽇本酒を造りたいと⾔う思いでいた中、
出会ったのが⿃取県の梅津酒造さんでした。
そこで住み込みで⽇本酒の造りを学び、
その後、東京の吉祥寺「⽇本酒や」で接客、お燗番などを経験し、
2016 年に100 年以上続く紡績⼯場を改装し、
フランス初の酒蔵を⽴ち上げ、2017 年3 ⽉より酒造りを開始。
ワインのような⽇本酒ではなく、
本来あるべき本物の⽇本酒の姿を追求した酒造りを⾏う酒蔵です。
現在は日本人杜氏の田中光平さんと共にフランスで奮闘中です。

昇涙酒造の由来は、
「昇」は⽇出ずる国、⽇本への敬愛を込めて。
「涙」はフランスで⽇本酒の第⼀⼈者とも⾔われる
⿊⽥利郎⽒の著書『L' art du saké』の中にある
「⽇本酒は酵⺟が発酵中に苦しんで流した涙」という⼀⽂から引⽤したそうです。
また昇涙酒造の⽂字は⿃取県の⼭枡酒店の店主 ⼭枡俊⼆さんによる書です。
グレッグの思い、昇涙酒造さんに関わる全ての⽅の思いが少しでも伝われば嬉しいです。

※今回お酒の説明は割愛させて頂きます。


☆風 (かぜ) Le Vent 2017BY
1,440ml ¥9,328 / 750ml ¥5,148

P5301928.jpg

・原料米:兵庫県産 山田錦 100%
・精米歩合:50%
・アルコール度数:16.5度
・酵母:協会701号
・日本酒度:-7
・酸度:2.4
・アミノ酸:1.8


☆浪 (なみ)Le Vague 2016BY
1,440ml ¥7,348 / 750ml ¥4,048

P5301929.jpg

・原料米:兵庫県産 山田錦 100%
・精米歩合:70%
・アルコール度数:13.4度
・酵母:協会7号
・日本酒度:-4
・酸度:2.5
・アミノ酸:3.1


☆暁 (あかつき)L' aube 2017BY
1,440ml ¥7,348 / 750ml ¥4,048

P5301930.jpg

・原料米:鳥取県産 玉栄 100%
・精米歩合:70%
・アルコール度数:14.8度
・酵母:協会1401
・日本酒度:-2.5
・酸度:1.8
・アミノ酸:2.8


☆雷 (かみなり)Le Tonnerre 2016BY
1,440ml ¥7,348 / 750ml ¥4,048

P5301931.jpg

・原料米:鳥取県産 玉栄 100%
・精米歩合:70%
・アルコール度数:17.4度
・酵母:協会7号
・日本酒度:-2.5
・酸度:2.6
・アミノ酸:4.1


☆生酛 一心 a coeur vaillant rien d'impossible 2016BY 
1,440ml ¥7,568

P5301932.jpg

・原料米:鳥取県産 玉栄 100%
・精米歩合:70%
・アルコール度数:15.5度
・酵母:無添加
・日本酒度:+13
・酸度:2.3
・アミノ酸:4.1


グレッグとは何度も一緒に酒を酌み交わしました。
彼は僕にこう言いました。
「今日本が一番昇涙酒造のお酒のことを知って貰えていない。
それは色々な人の意見を聞いても価格の面が大きいと思う。
本来僕は日本酒の原点である日本で昇涙酒造のお酒を知って欲しい。
もし価格面で影響しているのなら僕は一切利益などいらない。
それよりも日本酒に出会わせて貰った日本と言う国で
自分が感動した日本酒を伝えたいし恩返しがしたい」と言いました。

僕は「それは絶対に駄目だ!」と伝えました。
これはボランティアではなくビジネスだと。
今さえ良ければいいのではなく、
ちゃんとこれから先も昇涙酒造が日本酒を造り続け、
また皆さんへと届けることが最大の恩返しになると。
だからちゃんと利益を取ることも必要なことだと伝えました。

現在昇涙酒造さんでは日本から米を輸入し、
フランスで日本酒を造り世界へと輸出しています。
どうしても関税の問題や、
米を輸入することで二重にコストが掛かっているのも事実です。
なのでヨーロッパに比べ
日本が恐らく一番価格が高騰している状況になっています。

本当は違うやり方も出来たはずです。
例えば日本で蔵を買い醸造することも出来たはず。
でもフランスと言う自分の生まれ育った土地で
日本の日本酒と言う文化を根付かせ発信する
これが凄く重要だったんだと思います。

まだまだ本当に苦労が多いのも事実です。
酒造りは簡単ではありません。
それでも彼はフランスで日本酒を造り我々に届けてくれています。

彼の周りは葡萄畑が無数にありワイナリーが点在する場所で、
ワインの本場でワインの様な日本酒を造っても意味が無い訳です。
それならワイナリーを立ち上げた方が簡単です。
でも日本酒と言う文化に出会い、米から出来た日本酒の素晴らしを
日本人では無い彼は気づき言います。
なぜ日本人は米から出来ているのに
こんなに華やかでフルーティなお酒を飲むのですか?
お米ってこんな味や香りがしませんよね・・・と。
勿論フルーティーなお酒が必要無いのではなく、
日本酒を知らない人にはそう言うお酒も必要だと思います。
でもそれが本当の姿では無いとフランス人の彼はちゃんと理解しています。
果たしてそのことを日本人のどれぐらいの人が理解しているでしょうか?

彼が目指す日本酒はワインみたいな日本酒ではなく、
王道のTHE日本酒です。

常温からお燗で飲んで本当の味わいが伝わる食中酒の日本酒です。

ボトルはフランスなので日本の様な瓶が無いため、
ワインのマグナム瓶とワイン瓶を流用しています。

新型コロナウイルス(COVID-19)の影響で
日本以上に厳しい規制がかかり
一切身動きも出来ない状況が続いていた様ですが、
今は彼のお父さんの元で
消毒用のアルコールを造る作業をしているそうです。

ヨーロッパはまだまだ厳しい状況が続いています。

彼がまたいつ日本へ来れるか分かりませんが、
彼の大好きな日本に
少しでも昇涙酒造のお酒が広まればと願っています。

是非、よろしくお願いします。


また来週からは新しい月が始まります。

今後も入荷情報やオススメしたい商品など
随時更新して行きますのでお楽しみにしていてください。

それでは5月もお世話になりました。

皆さんにとっても明日という日が
そして6月も素晴らしい日になることを願っています。

最後までご覧頂きありがとうございました。

また来週からも1週間一緒に頑張って行きましょう!

それでは、また。


nice!(3)  コメント(0) 
共通テーマ:グルメ・料理

nice! 3

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント