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とても心地よい・・・ [入荷情報!]

さて本日は2020年7月23日(木)です。
本日も無事に営業を終えることが出来ました。
ありがとうございました。

祭日と言うこともあり全体的には静かでしたが
そんな祭日にも関わらず足を運んでくれた皆さん
ありがとうございました。
ここに来て新型コロナウイルス(COVID-19)
感染者が過去最大を記録していますね。
まぁ経済活動を進める以上仕方ないことです。
ただ若者の皆さんに「掛かっても治るし」ではなく、
感染防止対策だけは確りしてもらい、
日常を楽しんで貰えたらと思います。
今出来る事を忘れずやり続け、
新型コロナウイルス(COVID-19)に
負けない気持ちを持って立ち向かって行きましょう!


それではここからは入荷情報です。
夏酒を含め品切れ商品が届きました
佐賀県の小松酒造さんからの入荷情報です。


▷佐賀県 小松酒造

佐賀県の北西部にある350石ほどの小さな酒蔵です。
まわりを山々に囲まれ自然に恵まれた環境の中にあり、
全ての工程を昔ながらの木の道具で手造りする酒蔵です。
佐賀県は甘口の酒が多い県ではありますが、
万齢はキレのある旨口の酒を軸に醸す酒蔵です。

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☆万齢 夏の酒 純米吟醸 無濾過生原酒 うすにごり 雄町 R1BY(2020年製)
1,800ml ¥3,548 / 720ml ¥1,774

・原料米:山田錦(佐賀県相知産 2割)・雄町(岡山県産 8割)
・精米歩合:50%
・アルコール度数:16度
・酵母:佐賀9号
・日本酒度:±0
・酸度:1.4
・アミノ酸:1.0

万齢の季節シリーズ夏の酒が再入荷しました。
夏の酒のコンセプトは
「暑い夏の疲れた体を癒す酒」です。
小松社長の考える夏の癒しは、
「疲れた時ってちょこっと甘い物食べたいやろ」
ってことで万齢では珍しいちょい甘なお酒です。
ただそこは小松酒造さんならではの一工夫が。
通常多くの日本酒は三段仕込みと言う手法で醸され
これが日本酒のスタンダードとなっています。
このお酒はもう一手間加え四段仕込みにしています。
ではなぜ四段を打つか。
実はこのお酒通常通り三段で仕込み搾れば
春の酒の辛口のお酒になり、
最後に4段を打ち癒しの甘みを加えることで
夏の酒へと生まれ変わるんです。
日本酒は甘い醪の状態から酵母が糖を食べ
アルコールを吐き出しながらキレて行くのですが、
最近の甘いお酒はこれを途中で止めちゃいます。
なので甘さが口に残る甘ダレしたお酒になります。
ところがこの夏の酒は一旦辛口のお酒を造り、
最後米の旨みを足してあげることで癒しを与えます。
なので酒度は±0ですが飲むと後口は以外にドライ。
口に含むと米由来の甘みを感じながらも
スッと甘みは消え最後はシュッとキレてくれます。
だからちゃんと飲み続けることが出来る訳です。
勿論万齢らしく軽い微微発泡感もあり、
暑い時期には持って来いなんですよね。
益々暑くなるこれからの季節に是非お楽しみください。


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☆万齢 純米吟醸 希 R1BY(2020年製)
1,800ml ¥3,355

・原料米:山田錦・佐賀びより
・精米歩合:50%
・アルコール度数:15度
・酵母:佐賀9号・SAWA1
・日本酒度:-16
・酸度:1.4
・アミノ酸:1.1

万齢唯一の甘口のお酒、希も入荷しました。
2014年S1グランプリ蔵元の部優勝酒で、
実はこのS1は佐賀県の1番美味しいお酒を決めようと
長きにわたり開催されてきたイベントで
この前2年が全て優勝が甘口のお酒だったことから
社長が「ウチも優勝する為に甘口の酒造るか!」
と開発し翌年キッチリ優勝しちゃったお酒です。
正に有言実行酒ですね。
香りは米由来のやや甘味香と麹由来の香り
所謂吟醸香的ニュアンスは少なく派手さはありません。
口当たりは柔らかですが直ぐにグワッと甘味が広がり
ちょっと飴を舐めてるような甘味があり
この甘味は…黄金糖?なんか懐かしい味が頭を過ぎり
最後少し苦味、渋味を感じます。
逆にこの苦味、渋味があるお陰で甘味が残らず
最後はキレを錯覚するって感じですかね。
ウチらしくお燗では・・・
ややぬるめの燗では甘味が少しくどくなり
少し舌にまとわりつく感じ。
やや熱めの燗では甘味にキレが出ますが、
甘いお酒って感じが明確になりますね。
甘いお酒と割切りお燗をとするなら良いですが、
美味しくない訳ではないけどベストか?
と問われると冷酒から冷やが1番って答えになりますね。


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☆万齢 特別純米酒 緑ラベル 30BY(2019製)
1,800ml ¥3,003 / 720ml ¥1,502

・原料米:山田錦(2割)・西海(5割)・雄町(3割)
・精米歩合:55%
・アルコール度数:15度
・酵母:佐賀9号
・日本酒度:+6.5
・酸度:1.6
・アミノ酸:1.1

万齢定番の特別純米酒で今回の入荷で
30BY(2019年製)へと年度が変わりました。
どうも佐賀県の蔵元は磨くのが好きで
通常55%精米だと純米吟醸を名乗る蔵が多いのが
佐賀では特別純米酒となります。
現状1年熟成で出荷されていますが
香りは熟成香もなく非常に穏やかで
少し米由来、麹由来の香りがする程度です。
口当たりは柔らかですが直ぐにシュッと辛さを感じ
余韻に少しファッと甘さを感じます。
例年酒度は上下しますが今年は結構キレてます。
ウチらしくお燗では・・・
ややぬるめの燗では少し蒼い香りがし、
若さを感じる味わいですがとても綺麗です。
やや熱めのお燗では米の旨みが引き出され
酸とのバランスが良くなりスルスルと飲めます。
ただ燗酒と考えるとまだまだ若いですが、
若い燗酒としては優秀だと思います。

※1,800mlは29BY(2018年製)も若干ございます


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☆万齢 特別純米酒 超辛口 鍾馗ラベル 30BY(2019製)
1,800ml ¥3,025 / 720ml ¥1,513

・原料米:山田錦・西海
・精米歩合:55%
・アルコール度数:15度
・酵母:佐賀9号
・日本酒度:+9.5
・酸度:1.6
・アミノ酸:1.1

万齢の辛口と言えばこの鍾馗ラベルです。
鍾馗とは魔除けの神様で今の時代にピッタリ。
こちらも精米55%で特別純米酒と結構磨いて
現状1年熟成での出荷となっています。
香りは特別純米酒に比べ少しシャープな香りで
甘味などは少ない雰囲気を感じます。
ただ香り自体は穏やかで全く派手さはありません。
口当たりは柔らかくスーッと滑り落ちて行き
どこにも引っかかることなく喉へと落ちて行きます。
超辛口ですが辛さを味わい的には感じません。
1年熟成により角が取れ非常にスムーズです。
ウチらしくお燗では・・・
ややぬるめの燗では米の甘味が広がり
より全体の旨味を感じながらスムーズです。
やや熱めの燗では酸味が少し前に出て
キレが良くなり食中酒としたら
個人的にはやや熱めが好きですね。
ただお酒自体はまだまだ若さを感じますが
若い燗酒としては優秀だと思います。


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☆万齢 純米蜜酒 のみりんこ 2014年製造

・原料米:もち米(佐賀県相知産)・米麹(福岡県糸島産 山田錦)・本格焼酎(自社産)
・精米歩合:86%・75%
・アルコール度数:14度
・日本酒度:-184
・酸度:0.7

万齢と言えばこれ!
飲む為に造った味醂「のみりんこ」です。
発売当初は綺麗な黄金色をしていましたが、
熟成が進み現在は赤みがかった茶色をして
まるで熟成したウイスキーのようです。
実は佐賀県は味醂の原材料に欠かせないもち米の
全国有数の主産地なんです。
2013年に味醂の免許が緩和されたことで、
昔は味醂は飲み物だったことを復活させたいと
社長の肝入りで造ったのが飲む味醂「のみりんこ」です。
香りは少し薬草のような複雑な香りがします。
口当たりは非常に濃厚で濃醇で甘いんですが
くどくなくホットケーキのシロップのような感じ。
でも以外に甘さが残らず飲めちゃいます。
ストレートではチーズとの相性が非常に良く、
特にフランスに持ち込み現地の方に飲んでもらい、
ブルーチーズとの相性が非常に良く驚いたそうです。
またのみりんこ1:牛乳5で割ると
ミルクカクテルの出来上がり!
またウチのお世話になっている飲食店さんでは、
モスコミリンと言うメニューを開発してくれて、
のみりんこ+ジンジャーエール+αの
カクテルを提供してもらってるんですが、
これがめちゃくちゃ美味しいんですよね。
味醂て今では調味料の1つですが、
元々は飲み物だったんですよ。
是非飲む為の味醂「のみりんこ」飲んで欲しいです。


如何だったでしょうか?
万齢を醸す小松酒造さんは・・・。
小さな蔵で昔ながらの木の道具を大切にし、
手造りで丁寧に造るお酒は派手ではないのですが
とても心地よい商品が多く存在します。
飲んで貰えるとその良さは必ず伝わるはずです。
是非佐賀県の小松酒造、万齢をよろしくお願いします。


それでは皆さんにとっても
明日の祭日も素晴らしい日になることを願っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
明日も一緒に頑張って行きましょう!
それでは、また。


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