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この酒をお燗する度に・・・ [入荷情報!]

さて本日は2020年10月21日(水)です。
本日も無事に営業を終えることが出来ました。
ありがとうございました。

今日は遠方よりお客さんが来店頂いたり
色々なお客さんとお話が出来て
とても有意義な1日になりました。
ウチでは店頭では商品説明はほぼ無くて
来店頂いたお客さんには申し訳ないのですが
実はわざとそうしています。
コロナ禍の昨今ですが、
ウチではお客さんとの会話の中からその方に合う
お酒に出会って貰えたらと思っています。
なので敢えて商品説明を記載していません。
その分、僕が居ないと母親の負担が大きくなり
お客さんにも説明不十分なこともあると思いますが
母親の接客も楽しんで貰えると嬉しいです。
僕が居る時は遠慮なく色々質問もしてください。
そんなめんどくさい店なんですが、
そんなめんどくささも楽しんで貰えると嬉しいです。


ではここからは入荷情報です。
定番商品がほぼ完売していましたが届きましたよ。
南を醸す南酒造場さんからの入荷情報です。


▷高知県 南酒造場

創業明治2年(1869)山形屋12代南久吉郎により創業。
自然に恵まれ、南は雄大な太平洋に面し、
北は日本三大美林の一つといわれる魚梁瀬美林を背に
酒蔵の側を鮎おどる清流安田川が流れる
酒造りに欠かせない良質の水を得た小さな酒蔵です。
酒質は程よい香りに切れ上がる酸、
辛口でありながら淡麗さわやかで、のど越し良く、
飲みあきしない酒として喜ばれています。


※まず南の予備知識として、
お酒のデータは純米大吟醸から特別純米酒まで
ほぼ同一データで日本酒度+8、酸度1.8。
違いは精米歩合と米も若干違います。
また使用酵母は高知酵母ですが、
全てのお酒でブレンドして使用し、
各商品でブレンド比率が違います。
また純米大吟醸、純米吟醸は無濾過原酒
特別純米酒は無濾過加水となっています。


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☆南 純米吟醸 R1BY
1,800ml ¥3,055 / 720ml ¥1,760

・原料米:愛媛県産 松山三井
・精米歩合:50%
・アルコール度数:17度
・酵母:高知酵母
・日本酒度:+8
・酸度:1.8

香りは米由来の香り、少し酸由来の香り
ただ全体的に非常に穏やかです。
飲み口は少しボリューム感のある口当たりで
直ぐに酸がパキッと来てやや苦味を感じ
スパッとキレます。
脂の乗った焼き魚など口に頬張り
純米吟醸を流し込みたいです。
ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗では柔らかい口当たりで
とても飲みやすさを感じますが
少し純米吟醸酒らしい香りも感じます。
熱めの燗では少し苦味が先行し
酸が追いかけてくる感じ。
ただやっぱり甘味と酸のコントロール
が出来ているのでお酒は若いですが、
全然お燗で飲んで美味しいです。
やっぱり焼き魚が食べたいです。


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☆南 無濾過 純米中取り R1BY 
1,800ml ¥2,860

・原料米:愛媛県産 松山三井
・精米歩合:60%
・アルコール度数:17度
・酵母:高知酵母
・日本酒度:+8
・酸度:1.7

香りは米由来の香り、やや甘味も感じます。
少しミントのような爽やかさも感じますが
ただ全体的に派手さはなく穏やかです。
飲み口は一瞬ミネラル感を感じ
少し軽やかさも感じるのですが
直ぐに南らしい酸と苦味が来て、
その苦味を残しながら余韻へと繋がって行きます。
ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗では口当たりが柔らかく
やや甘味が増しとても飲み心地の良い酒へ
熱めの燗では甘味が引き締まり酸が生き生きとし
非常にキレ良い酒へと変貌します。
また燗冷ましではクリーミーな味わいに。
さぁアナタはどの南を選びますか?


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☆南 特別純米酒 R1BY
1,800ml ¥2,498 / 720ml ¥1,390

・原料米:愛媛県産 松山三井
・精米歩合:60%
・アルコール度数:16度
・酵母:高知酵母
・日本酒度:+8
・酸度:1.7

香りは葡萄、ミネラル感、爽やかなハーブ
ある意味3本の内、主張は一番強いです。
ただ所謂カプロン酸系ではなく、
イソアミル系で実に爽やかな印象です。
口当たりは柔らかで滑らか。
スルスルと喉を滑り降り消えて行きます。
やはり少し加水している分ミネラル感を感じ、
非常に飲みやすくグイグイ飲めちゃいます。
ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗ではとっても柔らかな飲み口で
クリーミーでスルスル飲んじゃいますね。
熱めの燗では柔らかな飲み口とクリーミーな中に
確りとした酸が居て味わいの骨格を形成します。
勿論若さはありますが、その若さがキャッチーで
こう言う燗酒から入るのも良いと思います。


如何だったでしょうか?
南と言うお酒、世間的には冷酒、辛口
そんなカテゴリーに入るかも知れませんが、
そんな枠を飛び越えたお酒になっています。
いつも南を飲んで思うことは
甘味のコントロールと酸の重要性を感じます。
世間的には冷酒の代表的な南も
ちゃんと甘味をコントロールし酸で骨格を形成する
そう言うお酒なので冷酒、冷や、燗酒と
幅広く飲んで貰えるお酒になっています。
やっぱり酸って重要だと南をお燗する度に感じます。
一般的には冷酒で飲んでください。
ただもっと可能性を感じたい方は
是非お燗をお試しください。
勿論若いお酒であることは否めませんが
ちゃんとした造りをしているお酒は
どんなカテゴリーでもちゃんと飲めるだと感じて貰えるはず。
高知県の南酒造場さんの南をよろしくお願いします。


それでは皆さんにとっても
明日という日が素晴らしい日になることを願っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
明日も一緒に頑張って行きましょう!
それでは、また。



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