似てるようでやっぱり違う・・・

さて本日は2021年9月18日(土)です。
本日も無事に営業を終えることが出来ました。
今週も1週間お付き合い頂きありがとうございました。

明日9月19日(日)は定休日となります。
ご迷惑をお掛けしますが、よろしくお願いします。

また祝祭日は基本的に営業となりますので
9月20日(月・敬老の日)、9月23日(木・秋分の日)は
共に通常通り営業となりますのでよろしくお願いします。


『日本酒ゴーアラウンド大阪 2021』延期のお知らせはこちら↓
https://inoue-saketen-info.blog.ss-blog.jp/2021-09-09-1


それではここからは入荷情報です。
季節に寄り添う今を詰め込んだお酒が到着しました。
奈良県の長龍酒造さんからの入荷情報です。


▷奈良県　長龍酒造

1923年奈良県の飯田酒造場より独立し
八尾に酒の小売店を開業し酒の世界へ・・・。
その後長龍酒造を八尾にて設立し、
同時に酒の卸業と二足の草鞋を履き事業を拡大。
どうしても酒蔵をしたいと言う想いが叶い、
現在の蔵の場所で元々あった酒蔵が廃業され、
その蔵を譲り受け自身の夢であった
奈良県にて広陵蔵を設立。
社是でもある昇道無窮極とは、
私たちの酒造りの心は「昇道に窮極無し」
旨い酒、良い酒を造りたいという気持ちは無限である。
この言葉を胸に、良酒を目指します。
日本初の瓶詰め樽酒の製造や、ヴィンテージ純米酒、
小仕込み300本ほどの製造量の四季咲シリーズなど
無限の可能性を秘めた酒蔵です。

▷長龍 四季咲 菊花開 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒 R2BY
1,800ml　¥3,300　/　720ml　￥1,650

・原料米：岡山県高島産 雄町100％
・精米歩合：55％
・アルコール度数：16〜17度
・日本酒度：+4.0
・酸度：1.9

長龍酒造さんより今期の四季咲シリーズ第5弾
四季咲 菊花開 雄町 純米吟醸 無濾過生原酒 R2BY
が入荷しました。

※四季咲とは・・・
七十二候 美酒 四季咲シリーズは
日本の四季を彩る旬の酒を
季節毎に美しく咲く花のように
季節に合わせて最良の状態でお届けする
純米吟醸 無濾過生原酒シリーズです。
全てを低温瓶貯蔵で-5度の低温管理を行い
1年を通じて最良の状態で出荷されます。
七十二候に合わせ
年間7種類（各350本）のお酒をお届けします。

※七十二候とは・・・
旧暦の二十四節気(立春、夏至、大暑・・・など)を
さらに3つの候に分け、動植物や気象など
自然の変化を短文に表して知らせる言葉です。

色合いは、ほんのり色付くレモンイエロー
香りは少し柔らかな丸い甘味の奥に
微かな果実系の香りを感じます。
しっかり低温管理されているので
この時期でも全く生ヒネなく安心して飲めます。
味わいは角が取れ上質な甘味と程よいキレ味
そしてまだ少し硬い酸が最後〆てくれ心地良いです。

いつもながら、こう言うお酒は
お燗にする必要は無いかもしれませんが
ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗では、少し香りは強くなるんですが
バランスは崩れずにスルスル飲める感じ。
熱めの燗では、生燗ぽさは全くなく
キレが良くなり甘味も締り個人的にはこちらの方が好み。
ただ少し甘味が強い方が好きな方は
少しぬるめのお燗の方が香りと甘味を感じれて良いかも。
普通に飲むなら冷酒で飲んでください。
でも冷やし過ぎない方が美味しいお酒なので
少し常温に近い温度で是非飲んでみてください。


長龍酒造さんよりメッセージです！


https://youtu.be/nQXDvfkQMVA


次は長龍酒造さんのひやおろしの紹介です。

▷長龍 雄町 純米吟醸 ひやおろし R2BY
1,800ml　¥3,080　/　720ml　￥1,540

・原料米：岡山県高島産 雄町100％
・精米歩合：55％
・アルコール度数：16〜17度
・酵母：協会9号
・日本酒度：+3.0
・酸度：1.8
・アミノ酸：1.5

こちらは、長龍酒造さんのひやおろしになります。

こちらも菊花開と同じ高島産 雄町を使い
協会9号で醸し1回火入れした純米吟醸 原酒になります。

色合いは、ほんのり色付くレモンイエロー
香りは、非常に穏やかですが
微かに梨のような瑞々しい果実香を感じます。
味わいは、ほんのり甘味、キリッとした酸味
キレの良い後味で余韻へと繋がっていきます。
全く派手さは無いんですが
綺麗に仕上がった純米吟醸で料理が進む味わいです。

ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗では、やや甘味と酸が分離し
馴染んでない感じの味になり一体感がなくなる。
熱めの燗では、分離した味わいが1つになるが
ここまで上げると若さが前面に出て
美味しく無い訳では無いが本来の良さが出ない。

なので常温から冷酒、燗冷ましは若いけど良い感じ。
現段階ではこの辺がベストだと思います。
是非お料理と共に色々試してみてください。

同じ蔵で同じお米ですが、恐らく酵母の違いと
火入れの違いで、似てるようでやっぱり違う
2本のお酒をご紹介しました。

是非2本飲み比べも楽しいと思うので
チャレンジしてみてくださいね。
今後とも長龍酒造さんを、よろしくお願いします。


それでは皆さんにとっても明日という日が
素晴らしい1日になること願っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
まだまだこれからも大変な日々が続きますが
みんなで力を合わせ一緒に頑張って行きましょう！
来週もよろしくお願いします。
井上酒店は負けません！！
それでは、また。


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