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ITONAMI・・・ [入荷情報!]

さて本日は2022年7月27日(水)です。
本日も無事に営業を終えることが出来ました。
ありがとうございました。


それではここからは入荷情報です。
今期の最初のITONAMIが届きました。
島根県の板倉酒造さんからの入荷情報です。


▷島根県 板倉酒造 ITONAMI BREWERY

創業は1871年(明治4年) 酒名「天穏」は
日蓮宗の経文「無窮天穏」から命名。
27BYより若き杜氏小島達也氏になり
先先代の長崎杜氏の山陰吟醸造りを復活させ
「天穏とは、非常に清らかで天に在します
神に捧げる穏やかな御神酒のような酒」
と仰っています。 
更なる高みを目指し山陰吟醸造り+突き破精三日麹
と天穏独自の麹造りにより
清らかさと深い余韻を持って
身を清め気を晴らす酒を目指します。


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☆TENON ITONAMI LEMON 2022
 500ml ¥2,475

・原料米:生酛・水酛純米酒、愛媛県ノンワックスレモン
     静岡県生はちみつ、三日麹甘酒
・アルコール度数:9度
・エキス:4%

板倉酒造さんのITONAMI BREWERYより
2022年版のITONAMI LEMONが届きました。

ITONAMIシリーズは、リキュールですが
本当に複雑な工程を経て商品化されています。

なかなか簡単に説明が出来ないので
小島杜氏のお言葉をお借りして解説したいと思います。


2022年は天穏の生酛・水酛純米酒に
岩城島レモンの営みを漬け込んだレモンリキュールです。

国産の完熟生はちみつと
麹100%の自社製造の甘酒で甘さをつけています。

リキュールでは珍しい砂糖不使用で
飲みやすく体の負担も少ない高品質なリキュールです。

▷製造工程
ただのレモンの味がするリキュールでは
人の心を穏やかにすることは決して出来ません。

ただリキュールを造るのではなく伝えたいことがあるから
リキュールという手段が必要になる。

しっかりとした原料と設計が必要です。

▷ベース酒
2022年製 天穏 生酛純米酒+水酛純米酒
2021年製 天穏純米酒
穏やかで優しい味に仕上げているので
リキュールにも向いています。

▷レモン
レモンは愛媛県の岩城島のレモンを使用しています。
ノンワックスで、びっくりするほど美味しいレモンです。
酸っぱいけど甘くて爽やかで
そのままでも十分に食べられるレモンです。
今回、初めての試みということで、
とてつもなく良いものを送ってもらいました。

▷はちみつ
国産の完熟生蜂蜜(百花蜜)を使用しています。
製造は伊豆の養蜂家の村上さんです。
非加熱で柔らかく風味豊かな蜂蜜。
村上さんの蜂蜜は今後のミードでも使用予定です。

▷甘酒
弊社製造の麹100%の甘酒です。
余韻が深く出るようにアミノ酸を多く出す麹にしています。
この甘酒が今回のレモンリキュールの隠し味。
2022年は三日麹を含めた甘酒をペーストにしています。


▷製造方法
果実をそのまま酒に漬け込み、糖類を補って
瓶詰めするのが通常のリキュールの製造方法です。
そうすれば普通にリキュールが出来上がりますね。
しかしリキュールを天穏でリリースするからには
普通には、平凡には絶対に造りません。
日本酒と同様に、出雲杜氏の技術と
揺るぎない価値観をレモンとともに漬け込みます。

1.レモンを分解する。
レモンをそのまま酒に漬けては
レモンの営みの全てを抽出することはできません。
そのため、レモンを分解しました。

レモン→レモン果汁
レモンの皮、レモンの果肉(ペースト状に加工)

分解するとレモンのどの部分が
どの味を担っているか理解できます。

レモン果汁→酸味
レモンの皮→香り
レモンの果肉→苦味

2.純米酒にレモンの皮を浸漬させる
まずレモンの皮の部分を天穏純米酒に
長期間漬け込むことで香りと色を十分に抽出します。

3.レモンの皮を漬け込んだ酒と
 レモン果肉(ペースト)を合わせる。
レモンの香りを十分に吸収した天穏純米酒に
レモンペーストを混ぜます。
ですからこのレモンリキュールは果肉入りのリキュールです。

このレモンペースト、レモンの香りが少しと
しっかりとした苦味があります。
この苦味が非常に美味しく
ビールのホップの様な役目を果たします。
レモンの香りも引き立て、杯がついつい進んでします。

4.レモン果汁、蜂蜜、甘酒、水で調整
レモン果汁、蜂蜜、甘酒、水でレモネードを造ります。
これを先程、レモンペーストを合わせた酒に入れて
味の調整をします。

5.瓶詰め殺菌
これで完成で、火入れ殺菌をしているので
未開栓の保管は常温でも可能です。
開栓後は冷蔵して早めにお飲み下さい。

6.ラベル
ラベルのイラストは出雲等で飲食店を営む
尾添さんに提供していただきました。
かっこいいラベルありがとうございます。

製造方法を見ていただくとわかるように
イトナミレモンはレモンの全てを酒に溶け込ませた上
果肉も入っています。

まさにレモンの営みを凝縮したリキュールになっています。

そしてこのレモンの営みを
天穏純米酒、はちみつ、甘酒でやさしくサポート。

レモン単体ではさっぱりしすぎる味わいを
天穏らしい穏やかで、じんわり温かい味わいにしています。

薄くレイヤーを重ねるように
レモンの鋭角的な味を補填しています。

天穏は、じんわりと長く、優しく
深く続く味わいの酒が美味しい酒だと考えています。

一瞬の快楽よりも永続的な幸福を
それが人々の穏やかな営みに繋がると信じているからです。

甘くてフルーティーなだけのリキュールではなく
苦味と旨味も備えた本物の酒です。

イトナミレモンリキュールは飲む温度によって
感じる味が変わるように設計しています。

最初は段階的に温度を変えて
最終的にはお好みの温度でお飲み下さい。

最初はレモンリキュール、1本飲み終える頃には
天穏だったと思ってもらえる設計をしました。

冷たい状態…レモンの香り、酸味、レモンリキュールらしい味
常温…レモンの苦味、はちみつの甘さ、甘酒の旨味
温めた状態…純米酒の旨味、レモンの爽やかさ、甘酒の旨味

昨年とはベースの日本酒が格段に上質な物で仕込んでいるので
さらに上質なITONAMI LEMONとなっています。

またリキュールだからと言って
甘い飲みやすいリキュールを想像すると火傷します。

甘味は少なく、苦味や酸味が強く
ベースとなる日本酒の旨味の上質さが
ダイレクトに飛び込んでくる味わいです。

この良さ凄さは体感した人のみが感じれる味わいです。

ぜひITOMAMIを感じて欲しいです。

また2021年版も若干在庫があるので
お好きな方は、飲み比べもオススメです。

今後のITONAMIシリーズも注目してくださいね。

今後とも板倉酒造さんを、よろしくお願いします。


最後までご覧頂きありがとうございました。
皆さんにとっても明日という日が
素晴らしい1日になることを願っています。
まだまだこれからも大変な日々が続きますが
みんなで力を合わせ一緒に頑張って行きましょう!
井上酒店は負けません!!
それでは、また。


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