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今期最後の・・・ [入荷情報!]

さて本日は2020年12月4日(金)です。
本日も無事に営業を終えることが出来ました。
ありがとうございました。

最近思うことは、こんな大変な状況下でも
美味しいお酒を求め足を運んで頂ける
お客さんがいることです。
本当に感謝しかありません。
なんか世間的にはアルコールが悪だ!
的な扱いになっていますが決してそうではなく
我々は新型コロナウイルス(COVID-19)と戦い
アルコールと戦っている訳ではありません。
確り感染予防して正しくお酒と向き合い
この絶対に負けられない戦いに打ち勝ち
みんなで祝杯をあげれる日まで
一丸となり戦い抜きましょう!!


ではここからは入荷情報です。
季節限定酒の今期最後の刺客が到着しました。
奈良県の長龍酒造さんからの入荷情報です。


▷奈良県 長龍酒造

1923年奈良県の飯田酒造場より独立し
八尾に酒の小売店を開業し酒の世界へ・・・。
その後長龍酒造を八尾にて設立し、
同時に酒の卸業と二足の草鞋を履き事業を拡大。
どうしても酒蔵をしたいと言う想いが叶い、
現在の蔵の場所で元々あった酒蔵が廃業され、
その蔵を譲り受け自身の夢であった
奈良県にて広陵蔵を設立。
社是でもある昇道無窮極とは、
私たちの酒造りの心は「昇道に窮極無し」
旨い酒、良い酒を造りたいという気持ちは無限である。
この言葉を胸に、良酒を目指します。
日本初の瓶詰め樽酒の製造や、ヴィンテージ純米酒、
小仕込み300本ほどの製造量の四季咲シリーズなど
無限の可能性を秘めた酒蔵です。


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▷長龍 四季咲 地始凍 山廃純米吟醸 無濾過生原酒 雄町 R1BY
1,800ml ¥3,300

・原料米:岡山県高島産 雄町100%
・精米歩合:55%
・アルコール度数:16〜17度
・日本酒度:+5.7
・酸度:1.7

※四季咲とは・・・
七十二候 美酒 四季咲シリーズは、
日本の四季を彩る旬の酒を、
季節毎に美しく咲く花のように、
季節に合わせて最良の状態でお届けする
純米吟醸 無濾過生原酒シリーズです。
全てを低温瓶貯蔵で-5度の低温管理を行い、
1年を通じて最良の状態で出荷されます。
七十二候に合わせ、
年間7種類(各350本)のお酒をお届けします。

※七十二候とは・・・
旧暦の二十四節気(立春、夏至、大暑・・・など)を
さらに3つの候に分け、動植物や気象など
自然の変化を短文に表して知らせる言葉です。

今回入荷は四季咲の第7段の地始凍です。
これで今期の四季咲、全7種類全てが出揃いました。
そして最後の地始凍だけが山廃純米吟醸となります。

色合いは淡いレモンイエロー
香りは少しハーブを思わせる香り
その奥に隠れて少し山廃らしいコクを感じます。
少し緑っぽさと土っぽさが入り混じった感じ。
米由来の甘味と仄かな酸味も感じます。
四季咲は1年を通し生原酒で出荷される商品ですが
確りと出荷のタイミングまで低温管理されているため
全く生ヒネ感はなくとても綺麗な仕上がりです。
口当たりは実に複雑です。
米由来の甘味とシャープな酸とキレ味の良さが
一気に口の中でどんちゃん騒ぎしている感じで
また山廃純米吟醸らしく少しコクのある吟醸香も
嫌味なく感じられとても複雑な旨味が広がります。
まぁこれはある意味、長期低温貯蔵の
生原酒ならではの複雑な味わいな気がします。
恐らく火入れしていたら
もっと落ち着いた味わいになっていた気がします。
なので若干好みの別れる所ではあると思いますが
これはこれで十二分に満足感のある味わいですよ。

ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗では、まだ味わいの複雑さはそのままに
少しキレ味が良くなる感じ。
熱めの燗では、味わいのバランスは取れるんですが
熱めにつけることで生燗独特の香りが少し出ます。
少し燗冷ましも試しましたがやはり生熟感は消えず
また若干苦味が強くなり逆にバランスが難しくなり
お燗は結構難しいかも?
で、僕の結論は冷酒で器に注いで
少し空気と触れる時間を作ってあげてください。
そのことで味の複雑な感じが
空気に触れることで馴染んできます。
そのことによりバランスが取れ
より旨味と酸味、キレ味が良くなると思います。
是非色々とお試しください。


如何だったでしょうか?
四季咲もこれで今期最後の入荷となりました。
とは言え来年春には新たな四季咲が生まれます。
そう考えると1年はアッと言うまです。
四季咲の当店入荷分の殆どは
飲食店さんにお使い頂いている関係で
店頭販売分はごく僅かですが
ご興味ある方は是非お買い求めください。
今後も長龍酒造さんをよろしくお願いします。


それでは皆さんにとっても
明日という日が素晴らしい日になることを願っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
明日も一緒に頑張って行きましょう!
それでは、また。


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