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たくさんの秘密が隠された・・・ [入荷情報!]

さて本日は2020年12月19日(土)です。
本日も無事に営業を終えることが出来ました。
ありがとうございました。

そして今週もお付き合い頂きありがとうございました。
明日は日曜日ですので定休日となります。
ご迷惑お掛けしますがよろしくお願いします。

そして年内の営業日のお知らせです。
改めて告知をしますが、
明日の日曜日が年内最後の定休日となり
週明けの12月21日(月)から12月31日(木)まで
全日営業致します。
ステイホームな年末年始を迎える方も
多くいらっしゃると思いますので
少しでも美味しいお酒をお届け出来るように頑張ります。
また2021年は1月1日(金)から1月4日(月)まで
お正月休みを頂き
年始は1月5日(火)より仕事始めとさせて貰います。
また改めて告知しますが、よろしくお願いします。


それではここからは入荷情報です。
今期の新酒第2段で待望のあのお酒が届きましたよ。
広島の亀齢酒造さんより入荷情報です。


▷広島県 亀齢酒造

創業1868年(明治元年)吉田屋として開業
昭和14年に亀齢酒造を設立
亀齢とは「鶴は千年 亀は万年」の言葉のごとく、
長命と永遠の繁栄の意をこめて命名。
古くは吉田屋の酒として親しまれていたものを、
明治初期、当主石井幸太郎により命名されました。
吉田屋の酒から亀齢に名を変え味を磨き人から人へと
その旨さは語り継がれ多くの酒客を魅了し続けています。
広島の西条は良質な水を求め11もの酒蔵が集まる地で、
ただ西条と言うと柔らかな甘口の酒を醸す蔵が殆どで
亀齢酒造は唯一と言っていい、味のある辛口の日本酒
を醸す酒蔵として全国に名を轟かせています。


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☆亀齢 辛口純米 八拾 生原酒 R2BY
1,800ml ¥1,980

・使用米:中生新千本
・精米歩合:80%
・使用酵母:自家培養
・アルコール分:17度
・日本酒度:+3
・酸度:1.8
・アミノ酸:1.2

亀齢酒造さんより今期の新酒第2段が到着!
皆さんお待ちかねの1本が入荷しました。

本当に各方面より高い指示を頂いてる八拾ですが
それにはたくさんの秘密が隠されています。
まずは価格から想像出来ない味わいと
コストパフォーマンスの高さですね。
とにかくこの味わいでこの価格は普通ありえません。
その秘密は80%精米にも関わらず
大吟醸クラス並の粕歩合で贅沢に搾ります。
現在80%精米のお酒は珍しくない時代になりましたが
恐らく80%精米のお酒で大吟醸並の粕歩合で搾るお酒は
この亀齢 辛口純米 八拾ぐらいだと思います。

分かりやすく説明するとお酒は最後搾る作業をして
醪から酒と酒粕へと分離されます。
その際、たくさん搾れば搾るほど日本酒が出来て
最終的にはたくさんの日本酒が抽出されます。
こうすることで粕歩合はさがります。
当然たくさんの日本酒になればお金になります。
通常この手のクラスの日本酒だと10%台
もしかすると10%を切る蔵も少なくないかも?
よく市販されているカチカチの板粕がありますが
あれは目一杯圧縮してお酒を搾った証拠です。
そうすることでたくさんの日本酒が取れる反面
雑味が乗り、当然味わいは落ちます。
それを避けるため大吟醸並の粕歩合で搾ります。

ではメリットだけなのか?と言うとそうではありません。
当然デメリットもあります。
1つはお米は酒造好適米ではなく飯米であること。
もう1つは手造り麹ではなく機械麹であることです。
ただしこれはコストパフォーマンスを上げるため
飯米である中生新千本を使い
この米の良さを100%引き出すことで
酒造好適米に負けない味わいを引き出しています。
また機械麹ですが実は僕も初めて蔵に伺った時には
「え!機械麹・・・」と思っちゃいました。
僕は手造り麹こそが日本酒のあるべき姿だと
思っていたので最初実は幻滅しました。
ただそのことを西垣杜氏に尋ねたら
「手造り麹と機械麹とどちらが良いかと言うと
正直変わりません。
ただ機械麹を操作するのも人間
手造り麹を作るのも人間。
機械はきっちり操作することでとても良い麹が出来ます。
逆に手造り麹は人が手を抜いても手造り麹になります。
要するに機械か手造りかではなく
造る人の気持ちが1番大事だ」と教えてくれました。
この麹は自動製麹機、通称円盤と言われる
手造り麹の何十倍もの麹を1度に造ることができ
そのことでコストダウンに繋がっています。
ただし機械任せにするのではなく
常に蔵子さんが状態を見極め最高の麹を造っています。
そしてそうして出来た醪を目一杯搾るのではなく
大吟醸並に搾ることで雑味の無い綺麗なお酒が生まれます。
ここで粕歩合に繋がってくるんです。
ここを普通のお酒のように搾ってしまうと
安い米で機械麹で目一杯搾ったら、
そら美味しいお酒なんて出来ません。

このお酒は安くて美味しい純米酒を届けたいと思う
信念を曲げずに貫いているからこそ
それが皆さんに伝わり魅了しているんだと思います。
皆さん知らずに飲むと「純米吟醸酒かと思った」とか
価格を聞いて「え!そんなに安いの!!」と驚かれます。
決して派手派手しいお酒ではありません。
旨味は確り詰まって飲み飽きせずスルスルと盃が進み
食中酒としてのポテンシャルがあるお酒です。
まずは亀齢酒造の名刺代わりに1度飲んでみてください。


如何だったでしょうか?
長々と書いてどれだけの人に伝わるか分かりませんが
とにかくこんなコスパの良いお酒は無いと思います。
今後も亀齢酒造さんをよろしくお願いします。


ステイホームな年末年始を過ごさざるを得ない皆さんに
少しでも美味しいお酒を届けるためにも
来週も続々と商品がやってくる予定です。
また来週からも入荷情報など
随時更新して行きますのでお楽しみにしていてください。
それでは今週1週間お世話になりました。
皆さんにとっても明日という日が
そして来週も素晴らしい日になることを願っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
また来週からも1週間一緒に頑張って行きましょう!
それでは、また。


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