昨日1月28日(日)仕事を少し抜けさして貰い

京都の城陽酒造さんの蔵開きに行ってきました。







城陽酒造さんとは、3年前、僕が酒屋を継ぎ、どうしていいか分からずに

悩んでいた時に出会った一本の梅酒から始まったお蔵さんです。




当時、酒屋は継いだもののお酒が好きではなくて、

「何か1つ好きな物を作らないと酒屋を継いでも楽しくない」

と思っていた僕は、一本の梅酒と出会いました。




それが城陽酒造さんが醸す【青谷の梅】と言う梅酒でした。




本当に美味しくてビックリしました。


それまで飲んだ梅酒とは全く違って、甘さ控えめで、くどく無くて、それでほろ苦い。




今まで飲んだ梅酒とは全く違った梅酒でした。




それで、思わず蔵に電話をしました。


「青谷の梅を取引させて貰えませんか?」


しかし、この【青谷の梅】は所謂PB商品(プライベートブランド)と言いまして、

酒販店さんが蔵にお願いして造って貰っている商品で、製造元の城陽酒造さんでも

販売権がない商品なんです。


僕はPBと言う事を初めて教えて貰いました。




で、販売店さんを紹介頂き、取引をお願いしましたが、

もう既に凄い人気商品だった為、製造が追いつかない状態で、

新規は扱わないと言う事で、断念するしかありませんでした。




しかし、城陽酒造さんには元々【梅小枝&花小枝】と言う梅酒がありまして、

決して【青谷の梅】と引けを取らない商品なんです。


ほんと美味しいですよ。




こちらはお取引が可能だと言う事で、お取引をお願い致しました。


それが、3年前の蔵開きでの出来事でした。




その後、蔵の方にお話をお聞きすると、当店が最後の新規取引だそうでして、

本当に滑り込みセーフ!って感じでした。




そして、今年で3年連続の蔵開き参加となりました。




いつも思うのですが、実にアットホームな蔵開きでして、

地元の方が沢山いらっしゃっていました。


地元で取れる野菜や梅干し、お米に、餅つき大会、勿論ふるまい酒や、

利き酒コーナーなんかもあり、実にのんびりとした時間を過ごさせて頂きました。







そして、昨年は蔵見学が出来なかったので、

2年振りとなります蔵見学に参加しました。


1度で約20人ほどで蔵の中を見せて貰いました。




城陽酒造では、現在酒米は【五百万石と日本晴】を使っているそうです。




杜氏さん曰く「本当は山田錦で良い酒を醸したいんだが、会長が頑固で

京都の酒米しか使わんと言うてるんですわ」と苦笑い。







しかし、来年は契約栽培で京都産山田錦を作って貰って、

そのお米でお酒を仕込むそうです・・・これは楽しみ!


僕は確かに山田錦は良いお米だと思いますが、

京都へのこだわりも大切な事だと思います。


現在、色々な所で日本酒を造っていますが、地元のお米を使って

造っている蔵は少なく、多くは兵庫県産の山田錦を使っています。




ですので、本当の地酒であれば、地の米、水で作って欲しいと願いますね。


その後、米洗い機、蒸し器、麹室、酒母タンク、貯蔵ダンクなどを見学し、







一番奥にある貯蔵庫へ、ここには梅酒がギッシリと詰まったタンクが

ビッシリと置いてありました。




しかしこれでも全く足りないほど梅酒は人気だと杜氏さんは仰っていました。







城陽酒造の梅酒【梅小枝&花小枝】は全て3年熟成で出荷してる商品で

梅は有名な青谷梅林で取れた大粒の梅の実を使用していますので、

出来る量が実に少ないんですね。




僕が知る限り、こんなに大きな梅の実で梅酒を付けているのは珍しいと思います。




それに、現在は梅農家の方が高齢で、なかなか収穫も厳しいそうです。




ですので、現在はかなり入手困難な梅酒となっている次第です。




最後に、酒粕(吟醸粕、大吟醸粕)と酒まんじゅうを買って帰ってきました。







実は昨年の蔵開きで買った、【徳次郎 特別純米無濾過生原酒】がお気に入りで

「今年も是非購入して帰ろう!」と思ったのですが、

今年は販売していませんでした・・・残念。




どうやら2時からビンゴ大会なんかもあったようですが、

残念ながら仕事もありますので、その前に蔵を後にしました。




城陽酒造の皆様、蔵開きお疲れ様でした。




また今年も宜しくお願いします。







当店では、現在【梅小枝&花小枝&うめごこち】を販売しています。




城陽酒造さんの梅酒の最大のウリは最後のほろ苦さだと思います。




これは他では味わえない味ですね。




残念ながら【梅小枝720ml】は完売していますが、

他はまだございますのでお早めにどうぞ!




梅小枝  1,800ml・・・2,100円

       720ml・・・1,050円

花小枝  1,800ml・・・3,150円

       720ml・・・1,540円

うめごこち(9個入り) ・・・・・525円




それから当店では【青谷の梅】は販売しておりません。




【青谷の梅】は現在全国22軒23店でのみ販売しているPB商品です。




お求めは城陽酒造さんHPに掲載されていますので、ご確認下さい。




最近、この22軒23店以外で【青谷の梅】を販売しているみたいですが、

それは正式な販売店ではありません。




決してそのようなお店でのお買い求めはお止め下さい。




蔵の方も困っておられました。




当店は【青谷の梅】販売店ではありませんが、

そう言う販売は蔵にとっても決して喜ばしい事ではありません。




皆様のご協力、宜しくお願いします。