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新たな旅立ちを応援!! [感謝!]


先日、以前からお世話になっている問屋さんの方が会社を卒業し、

家業である蔵を継がれると言う事で手見上を持って当店に挨拶に来て下さいました。

蔵の名前は【中野酒造】と言いまして【大分県】にございます。

彼は現在27歳、中野酒造の6代目になる【次期社長】ですね。




彼と会ったのは、はっきりと覚えてはいませんが、恐らく試飲会が最初だった気がします。

以前当店を担当してくれていたT氏に紹介されたはずです。




http://blog.so-net.ne.jp/0664582788-sake-inoue/2007-03-03-1




初めて会った印象は「非常に腰の低い、真面目な青年」と言う感じでした。

いつ会っても丁寧な口調で話をし、勉強熱心な方でした。

当店とは、直接的な関わり合いは余り無かったのですが、

ちょうど僕自身が日本酒に力を入れたいと言う気持ちと

彼の実家が酒蔵だと言う所で話が合い、当店に仕事をかねて来ていただきました。

必ず当店へ来ると店を見渡し、自分の知らない商品には興味津々で

「これは何処の何て言う商品ですか?」と訪ねノートにメモを取るのがいつもの事でした。

気になると商品を買って帰り、蔵の方とも飲んで研究もしていましたね。




確か、東京農大の醸造学科を卒業され、問屋さんに社会勉強の為、就職なさいました。

中野酒造さんの現社長もこの問屋さんで修行なされ、現在の蔵を継いだそうで、

その流れもあり、問屋さんで修行の後、蔵に戻られると言う道を選択なされたそうです。

本当なら、去年には蔵に帰られると言う話もあったのですが、

「まだまだ勉強が足りん!」と言う社長の意向もあったそうで、

修行が今年の4月まで延長となり、昨日、大分に戻れたはずです。

帰るとなると直ぐに蔵の方の仕事が待ちかまえているそうです。




本当は、中野さんと以前ご紹介の彼(T氏)とで送別会をかねて「飯行こう!」

と計画していたのですが、帰るとなると色々忙しい様で実現せず。

また大阪に来たときには飯行きましょう!




社長さんは、この問屋さんで嫁取りもして大分に帰られたそうですが、

彼はどうだったんでしょうか?・・・・・またこっそり教えて下さいね(笑)




ちなみに中野酒造さんは、現在、全国新酒鑑評会でも16,17年度で金賞を受賞し、

某有名利き酒会でも、吟醸酒部門でそうそうたる蔵元を押さえ1位に輝き、

蔵の仕込み水が2006年度の【モンドセレクション】で【最高金賞】を受賞なさいました。




中野酒造さんの杜氏さんは、地酒界では有名な佐賀県【東一】を醸す

【五町田酒造】の名工杜氏【勝木慶一郎氏】の一番弟子として有名な

【漆間久雄杜氏】なんです。

そんな事もあり、実は結構有名な蔵なんですね。

現在の主力商品は日本酒の【知恵美人】ですが、今後は焼酎の方にも力を入れるそうで、

実に楽しみな蔵です。




この日本酒、全て仕込みは500kgタンクで仕込む小仕込みでかなり手間がかかります。

500kgで仕込むので量は造れませんが「この味を大事にしたいんです」と仰ってました。

勿論仕込みには【モンドセレクション最高金賞】に輝いた酒造場の地下200mより

湧き出した六郷満山の御霊水に伝統の技法を取り入れた独自の仕込み水を使用しています。




以前中野さんがわざわざ試飲様に純米、吟醸、純米吟醸、大吟醸をプレゼントしてくれ

飲みましたが「基本的には辛口のスッキリしたお酒で、香りは控えめながら、

しっかりコクがあり、とても綺麗な酒だな」との印象でした。

正直、大分のお酒?と言うとピン!とこなかったのですが、実に良い酒でしたよ。

また現在の【知恵美人】のラベルは【浮世絵】をモチーフにしたラベルですので、

今、日本酒が非常に熱い【海外】からの引き合いも、かなりきているそうです。




と、ココまで書いて実は当店では【中野酒造さん】の【知恵美人】の扱いはございません。

「何じゃそれ!」と思われて【ズッコケた方】すいません。




実はこれには深い訳がありまして。・・・・・深くないかも?

実は中野さんからお酒の扱いの話は、もう何年も前にして頂いていたのですが、

当店冷蔵庫の問題もあって【知恵美人】の取引を待って貰っていました。

それと「中野さんが蔵に戻られた時に取引を始めよう」そして「彼を応援しよう!」

と以前から決めていた事もありまして、今は取り扱いはございません。




その代わり【中野酒造】自慢の仕込水を使い醸した【梅酒】はございます。

【豊のくにの梅酒】と【なごみの梅酒】と言います。

【豊のくにの梅酒】は原酒に近いアルコール17度の醸造アルコールがベースです。

ロックでガンガン飲んで貰える様にとアルコールを高めに設定しています。

氷が溶け出した時に最も飲みよいアルコール度になるようにだそうです。




この梅酒の印象は一言で【大人】です。はっきり言って甘くありません。

ま、実際は甘いのですが、他の梅酒に比べ断然大人な梅酒です。

しかも、酸味もしっかりあるので酒好きにはたまらない梅酒です。

僕が初めて飲んだ時は「スッパ!」と思いましたからね。

でも、呑兵衛の嫁は「この梅酒が一番好き」と言います。

当店でも【素人梅酒好き】よりは、梅酒を飲み慣れた【梅酒通】の方や

【焼酎好きな人】や【日本酒好きな人】に人気ですね。




逆に【なごみの梅酒】は基本コンセプトは同じなのですが、

アルコールを落とし、女性がストレートでも飲める梅酒を目指したそうです。




実は【豊のくにの梅酒】のラベルはウチの【オカン】の一番好きなラベルなんです。

ラベルの感じも字体も好きらしいです。







昨年までのラベルは全然イケてませんでしたね(笑)

某有名梅酒屋さんでもラベルが【ダサすぎ】で蹴られたそうです。

今のラベルは非常に良くなりましたね。頑張りました!!




そんな大人を魅了する大人の梅酒。を宜しくお願いします。







豊のくにの梅酒 1800ml・・・・・1,995円

なごみの梅酒   500ml・・・・・1,000円




でも僕的には浮世絵の女性が梅の実を咥えてるって言うラベルがいいかな?

って勝手に思ってたんですけどどうですか(笑)

名前も【知恵美人の梅酒】とかどうですか?

ベタですいません(笑)




後、前々から言っていた柚子も是非商品化して下さいね。

楽しみにしてますよ!

後、大分特産の【かぼす】で天然かぼすタップリの【かぼす酒】も飲んでみたいですね。

ご検討下さい(笑)




そんなこんなで中野さんとは一旦お別れしましたが、

きっと彼は素晴らしい酒を生み出してくれると思っています。

いずれ当店でも中野酒造さんの商品は扱う事になると思いますが、

その時はまた、皆さんにご報告しますね。




今後も中野さんを僕は応援して行きたいと思っています。

6代目なので、色々な柵もあるでしょうが、アナタの目指す酒を造って下さい。

微力ながら応援させて貰います。




それと、以前言っていた焼酎蔵の方も着々と進んでいるみたいですね。

楽しみにしてますよ!




頑張れ!中野さん。




ケーキ「めちゃめちゃ美味しかった」と嫁が言っていました。

感謝!感謝!!です。




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