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脇役に徹する蔵・・・。 [入荷情報!]

さて、入荷情報です。

☆奥羽自慢(山形県)

2015年の後半よりお付き合いさせて頂いています。
山形県で1724年創業の老舗の蔵元です。
ですが数年前、諸事情があり廃業へと追い込まれました。
数年造りを休んでいましたが、当店もお世話になっている同じ山形県の酒蔵、
楯の川酒造の佐藤淳平社長の支援により復活しました。
実は復活醸造の際、お話を頂いたのですが、
僕が思っているようなお酒を醸す蔵ではなく、お断りした経緯がありました。
ところがその翌年より、全く違う方向へ舵を切ります。
そのことに全く気づいていなかったのですが、
昨年、お世話になっている酒屋さんが取引を始めたことで、
なんで?と疑問に思い確認すると、僕が知る蔵とは全く違う蔵に生まれ変わっていました。
そして、知り合いを通じご紹介頂き、蔵の方と色々とお話させて頂き、お取引が始まりました。
復活醸造の際は、アルコールを添加し、香りの高い酵母を使い、
普通酒、純米酒、吟醸酒と言うラインナップでしたが、
現在は、全てを純米造りに切り替え7号酵母にこだわり非常にクラシカルな日本酒を醸しています。
ブランドコンセプトは、「料理を引き立てるための脇役」です。
香りや甘さはお料理から感じて貰い、その料理を支える脇役に徹する酒造りを目指しています。
全く派手ではありません。
むしろ地味でそっけないぐらいです。
でも、料理を大切に感じてくれる方には、この良さは直ぐに伝わると僕は信じています。
まだまだ全体を通して考えると、
貯蔵熟成が出来るほどお酒が無いので若いお酒が多いですが、可能性は直ぐに伝わると思います。


①奥羽自慢 純米大吟醸50 出羽燦々 初しぼり おりがらみ生原酒

純米大吟醸50.jpg

今期最初のお酒がこのお酒になります。
スペックからして、多くの蔵では香りの高い酵母を使いワイングラスでどうぞ!
的な位置にあるお酒だと思いますが、この蔵の酒は全く違います。
あくまでも食中酒で脇役。
実に穏やかで、「搾りたてやねんから7号らしく、もうちょっと柑橘系の香りしても・・・」
と逆に思うぐらいです。
でも、凄く真っ当な酒造りをされてることが直ぐに伝わります。
ややラムネのような爽やかなニュアンスはありますが、
基本はニュートラルで、米から出来た酒だと直ぐに伝わります。
最初に少し甘みは感じますが、甘ったるくなく、
数値以上に酸も感じれ、旨味をちゃんと感じ、スッと消えていきます。
数値に頼ってたらこう言う酒を買い逃しますよ!
アルコール感も強くなく、今すぐでも普通に飲めますのでご安心ください。
なにより、このコストパフォマンスの良さ!逆に心配になります。
是非、飲んで欲しいですね。

▷原料米:山形県産出羽燦々100%
▷精米歩合:50%
▷酵母:協会701号酵母
▷アルコール度数:16.3%
▷日本酒度:+1
▷酸度:1.1

1,800ml ¥3,240 / 720ml ¥1,620


②奥羽自慢 純米大吟醸40 出羽燦々 中取り 無濾過生原酒

純米大吟醸40.jpg

こちらは今期の第二弾。
更に磨きをかけてますがコンセプトは変わらず。
実に穏やかな香りに、綺麗な旨味と、ちょっと儚げな繊細さを感じました。
実にピュアなお酒に仕上がっています。
上品で繊細な飲み口で、
「お正月におせち料理と合わせて飲みたいな・・・」って感じです。
どちらかと言うと、味の濃い料理よりも、薄味で繊細なお料理との相性が良いと思います。
是非ゆっくりと楽しんで貰いたいです。
しかしこのコストパフォマンスは凄い!

▷原料米:山形県産出羽燦々100%
▷精米歩合:40%
▷酵母:協会701号酵母
▷アルコール度数:16.3%
▷日本酒度:+3
▷酸度:1.7

1,800ml ¥3,564 / 720ml ¥1,836


その他の奥羽自慢のお酒は・・・

※実は僕の中でこの蔵の軸になるのはこちらです。

③奥羽自慢 純米吟醸 醇辛 26BY
④奥羽自慢 純米吟醸 超辛 26BY
⑤奥羽自慢 番外編 ふぞろいの酒米 26BY
⑥奥羽自慢 純米大吟醸 山田錦 瓶囲い原酒 26BY

よろしくお願いします。


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