継承と変奏・・・

さて本日は2023年11月10日(金)です。
本日も無事に営業を終えることが出来ました。
ありがとうございました。

いやぁ、なんか気づけば更新がまたストップし
10日ほど経ってましたね・・・。
全然そんなつもり無かったんですが
何かとバタバタしてたのは事実ですがすいません。
またご紹介したい物が色々ありますので
ゆっくりとご紹介出来ればと思いますので
気長によろしくお願いします。


それではここからは入荷情報です。
継承と変奏を形にした1本が届きました。
島根県の板倉酒造さんからの入荷情報です。


▷島根県　板倉酒造

創業は1871年(明治4年) 酒名「天穏」は
日蓮宗の経文「無窮天穏」から命名。
27BYより若き杜氏小島達也氏になり
先先代の長崎杜氏の山陰吟醸造りを復活させ
「天穏とは、非常に清らかで天に在します
神に捧げる穏やかな御神酒のような酒」
と仰っています。　
更なる高みを目指し山陰吟醸造り+突き破精三日麹
と天穏独自の麹造り+縁起的醸造法により
清らかさと深い余韻を持って
身を清め気を晴らす酒を目指します。

☆無窮天穏 SAGA2 山廃純米大吟醸 R4BY
　1,800ml　￥6,270　/　720ml　￥3,135

・原料米： 奥出雲産 改良雄町
・精米歩合：50％
・アルコール度数：16.5度
・酵母：無添加
・日本酒度：非公開
・酸度：非公開
・アミノ酸度：非公開
・火入れ：1火
・醸造家：山上直志

無窮天穏 SAGAの発売から3年
小島杜氏の山陰吟醸の師匠でもある
故 長崎芳久杜氏と故 坂本俊杜氏の手法を
再現するように生み出された無窮天穏 SAGA。

そしてその2つをブレンドした
無窮天穏 SAGAは大きな反響をいただきました。

その山陰吟醸を受け継いだ小島杜氏が感じた
受け継いだものは次へと伝えないといけない・・・
と言うことで、無窮天穏 SAGA2 伝承が始まりました。

詳しくは板倉酒造さんHPをご覧ください。
https://www.tenon.jp/tenon/597

そして今期は続SAGA2と言うことで
昨年よりの継承と変奏と題して正常進化した
無窮天穏 SAGA2は今期も醸造責任者に頭 山上直志氏を
小島杜氏は監修と言う形で醸造された1本です。
https://www.tenon.jp/sake_list/sake_list9/1069

色合いは、透明感のある淡い飴色
香りは、フレッシュで丸みのある柑橘の香りに
バナナ、麹由来の香り、ミント、酸由来の香りなど
かなり複雑な香りですが、とても心地良い香りです。
味わいは、柔らかな口当たりですが
しっかりとした旨味とボリューム感で
普段の無窮天穏シリーズよりアルコール感も感じ
まだまだ若さを感じる味わいです。
昨年より甘さをよりコントロールした感じで
ややシャープな印象を感じます。

ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗では、柑橘の香りやバナナ、麹由来の香り
ミント、酸由来の香りなど、個々の味わいが顕著になり
さらにやや苦味が出てきますが、ただアルコール感は
落ち着き、より柔らかく飲み易い味わいに。
熱めの燗では、複雑に入り組んだ味わいが1つにまとまり
天穏らしい柔らかで優しい味わいに・・・
ただしまだこの温度に耐えうる熟成がないので
やや若さをより感じます。

現段階では、冷やか、少し熱めにつけてからの
燗冷ましぐらいが良さそうです。
最後、少し加水もしましたが
加水燗はもうちょっと割合を考えないと
現段階では良い所を引き出せませんでした。
個人的には、あと2年寝かせたいですかね。
2年後にはもっと角が取れてより無窮天穏らしい
品格をまとった1本になっている気がしますね。
ただ凄くポテンシャルを秘めた味わいであることは
間違いない事実です。

今後とも板倉酒造さんを、よろしくお願いします。


最後までご覧頂きありがとうございました。
皆さんにとっても明日という日が
素晴らしい1日になることを願っています。
まだまだこれから先、どうなるか分かりませんが
みんなで力を合わせ一緒に頑張って行きましょう！
井上酒店は負けません！！
それでは、また。

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