思いを繋ぐ・・・

【本格焼酎リレー】
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大阪は門真市の和光本店の新倉 啓介君からバトンを受け取りました。
大阪の福島区で酒屋を営んでいます、井上酒店の井上俊一郎と言います。
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新倉君とは問屋さんが主催してくれた酒の勉強会で出会い、
それ以降一緒に飲んだり、いろいろ話したりしている良き仲間の酒屋さんです。
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こう言う縁を繋いでくれた新倉君に感謝します。
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ありがとう。
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またこの状況が落ち着いたら是非一緒に乾杯しよう！！
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まずは、現在このような危機的状況の中、国民の命を守る為、
最前線で働いてくださっている医療従事者の皆さんに深く感謝申し上げます。
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そして現在活動したくても活動出来ない飲食店関係の皆さん並びに、
今、コロナウイルス（COVID-19）により、多大な被害を受けている皆さんにエールを送ります。
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僕ごときに何か出来る訳では無いですが、
この状況を皆さんと共に力を合わせて乗り越えて行きたいと思います。
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さて、本格焼酎と言うことで、ウチのような酒屋が本格焼酎のことを語っていいのか？
と思いますが、僕が酒屋を継いだのは今から17年ほど前です。
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当時は皆さまもご存知の通り、本格焼酎ブームの真っ只中で
右も左も分からずこの酒の業界へと足を踏み入れました。
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ウチは本当に普通の町の酒屋って感じでしたので、商品は問屋さんから仕入れるのが当たり前でした。
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お酒の知識もないし、この業界に全く知り合いも居ないし、ネットで情報を収集する日々が続きました。
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そこで蔵直と言うことを知り、何とか本格焼酎を取引出来ないか？と色々な蔵元へ連絡しました。
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ただ時代が時代なので、丁寧にお断りされる蔵もあれば、罵倒されめちゃくちゃ怒られた日が続きました。
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それで僕は正直本格焼酎の世界を諦めました。
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その後ウチの大切なお客さんから
「熊本に大石と言う美味しい米焼酎があるねんけどそんなの入らへん？」と言われ、
もう焼酎は取引無理やと思ってましたが、これが最後と自分に言い聞かせ蔵に連絡しました。
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こんなど素人の酒屋でも大石酒造場さんは門を開いてくれました。

これが井上酒店に取って本当に最初の蔵直の取引になりました。
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その後も色々な酒屋さんのHPを見たり、blogを見たりする日々が続きました。
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その中でいつも見てしまう酒屋さんのblogがあり、その記事の中に、
「焼酎のPB商品を作るので興味ある酒販店さん一緒にやりませんか？連絡ください」
と言う記事を見つけました。
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正直この記事を書いた人が誰かも分からへんし、PB商品って何？って感じでしたが、
何かに縋る思いで連絡を入れました。
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そこで出会ったのが今は廃業しちゃいましたが大阪の茨木にあった岡本酒店の堂地さんでした。
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堂地さんには公私ともに本当にお世話になりました。
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堂地さんが酒屋の先輩、仲間？の第1号です。（笑）
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その岡本酒店さんが立ち上げた情熱の会と言うグループに参加することで、
全国の素晴らしい酒屋さんの皆さんと知り合いになる事が出来て、その縁は今も続いています。
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その時に出会った高知県の宿毛にある大西酒店さんとは、
年齢も一緒だったこともあり直ぐに意気投合し、
大阪と高知ですが、色々情報交換しながら今も切磋琢磨しています。
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その大西君が僕に
「俊ちゃん、大分に凄い酒蔵さんがあって是非紹介したい」と言ってくれました。
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それが大分県の常徳屋酒造場さんでした。
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今でも僕の大好きな麦焼酎です。
中園 誠さん、いつも美味しい麦焼酎をありがとうございます！
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そして情熱の会を通じ知り合ったのが、福岡県の研醸さんでした。

武田さん元気かな？
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そしてその後、町の酒屋さんを応援したいとのコンセプトで
復活蔵の明るい農村を醸す、霧島町蒸留所さん、

青潮、野海棠などを醸す、祁答院蒸溜所さんとご縁を頂きました。

そして一番最後、先輩の酒屋さんから紹介してもらい、三岳の三岳酒造さんとの縁を頂きました。

これがウチの焼酎の歴史です。
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これ以上でもこれ以下でもありません。
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一番苦しい時、どこも相手にもして貰えなかった時期にウチを支えてくれた大切な蔵元さんです。
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ウチはこれからもこの蔵元さんと一緒にこの危機的状況を乗り越えて行こうとおもいます。
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そして僕がお勧めする焼酎は「温めて飲む」です。
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お湯割りも美味しいですが、是非、前割りした本格焼酎を日本酒のように、
湯煎でお燗をつけて飲んで欲しいです。
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お湯割りとは全然違いますよ。
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昨今の焼酎の雑誌等の紹介を見ているとソーダ割りやカクテルベースばかりです。
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やっぱりだらだら長く本格焼酎に向き合って貰うにはダレヤメで「温めて飲む」
本来の焼酎のあるべき姿を今一度見直して欲しいと思っています。
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今は地球規模で常識が常識で無くなり、変わらないといけない世の中になったとおもいますが、
変わらなくてもいい文化もあるとおもいます。
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それがお酒を温めると言う日本古来の文化で、焼酎文化のダレヤメだと思っています。
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もっと本格焼酎も温めて飲みましょうよ。
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温かい飲み物って心も身体も癒してくれると僕は信じています。
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そして最後になりましたが、僕からバトンをお渡しするのは、
先にも書いた「情熱の会」を通じて出会い、
その時から今もずっと縁を繋いでくれている大切な先輩お二方にバトンをお渡ししたいとおもいます。
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枚方市で酒の神田屋を営んでいらっしゃいます、Yasushi Higashitaniさん、
奈良県で酒のあべたやを営んでいらっしゃいます、村井 誠さんです。
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お二方共に、酒屋業界では本当に有名な方々で、
そんな先輩と年に1度は必ず飲ませて貰えているのが本当に嬉しいです。
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ただこれからまだまだ厳しい時代が続くと思っています。
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でも、お二方とも「絶対にまた一緒に飲みましょう！」と約束しました。
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なので井上酒店は絶対に潰しませんし、僕も死にません。
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皆さんも一緒にこの危機的状況を乗り越えて、皆さんで乾杯出来る日を楽しみにしています。
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［本格焼酎リレー概要］
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世界中 stay home の今。
日本もみんな「おうちにいてくださいね」ということになりました。
今まで当たり前だったこと、日常がどれほど幸せだったのか…考えるほど恋しくなります。
そんなとき、本格焼酎のもつラテンの陽気さ、楽しく、わちゃわちゃの空気感、
蒸留酒ならではのバリエーションが大好きな3人が鹿児島で集い、
今だからこそ多くの人と「本格焼酎で繋がりたい」と切望。
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そこでいまから〝本格焼酎リレー〟を試みたいと思います。
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テーマはお家で楽しめる本格焼酎の飲み方、本格焼酎にあうお家でできる簡単料理(レシピ)、
お家にある本格焼酎への想いを自由に語ってください。
動画もOK。(文字数は問いません)。
おうちで過ごす時間で本格焼酎で楽しめるきっかけになると嬉しいです！
そして次の本格焼酎好きにつなげる2人に気持ちをバトンしてください。
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発起人
ペンギン酒店店主・岡田六平　
焼酎伝道師・徳永尚子　
焼酎語り部・金関亜紀
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