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まだまだ進化は止まりません・・・。 [入荷情報!]

さて、台風が去ったと思えば、また新しい台風が現れたんですね。

今回も思いの外被害が大きく、被災された皆さんの1日も早い復旧をお祈りいたします。

また次の台風も大きな被害が出ないこと願っています。

皆さんも、本当にご注意くださいね。


台風は早く止まって欲しいんですが、こちらはまだまだ止まりませんよ!

さて、入荷情報です。

28BYより、杜氏が藤岡さんに変わり、大きく味わいを変えた川鶴。

賛否要論あるのは間違いありませんが、
僕個人的には、確実に良い方向へ進化していると感じています。

それは今回ご紹介する火入れのお酒に大きく見られると思います。

以前のお酒は、特定の銘柄以外、温めて飲めるお酒が少なく、
全体に甘残りする感じのお酒が多くありましたが、
28BYよりそのイメージは払拭されたと感じています。

なので、以前のお酒が好きな人にとっては今の川鶴は川鶴じゃない!
なんて言う方もいらっしゃいますが、果たしてそうでしょうか?

まもなく29BYの造りが始まります。

その前に是非、今の進化を続ける川鶴を体感して頂ければと思います。

※見た目の区別がつきにくいのでご注意ください。


☆香川県 川鶴酒造

①川鶴 純米吟醸 〜 Wisdom 〜 28BY

確か昨年の発売は無かったように記憶していますが、
28BYで雄町が復活しました。

さらに前杜氏の味わいを継承しつつ、
さらにブラッショアップした形で発売されたのがこのお酒です。

今までは雄町60%+協会901号だったスペックを、
28BYより雄町58%+協会901号にスペックアップを図りました。

スペック以上に酸とキレのバランスが格段に良くなっています。

上立ち香は、吟醸かは高くなく、
少しレモンの様な柑橘系の香りを微かに感じます。

少し甘みのある香りもしますが強くありません。

含み香も強くなく実に穏やかで、少し甘みが来た後、
最後はキリッと引きしまった感じが共感を持ちます。

40度を越えた辺りで少し酸が強く感じますが、
個人的には好きな感じで甘みも溶け込み酸で引き締める感じです。

50度を越えた辺りでより酸が強くなりますが、
個人的にはより共感を持てる感じで好きです。

60度を越えた辺りから、やや抜けた感じになりましたが、
この温度帯では熟成が足りない感じは否めません。

ただこのお酒の持っているポテンシャルは実に高い物を感じました。

自分の好み的に言えば、純米吟醸で温めて飲めるお酒としては、
あと最低でも1年、若しくは2年の熟成が欲しいところですが、
きっとこれはいいお酒になると思いますね。

今飲むなら余りに冷やしすぎない辺りから常温、
若しくは50度辺りがベストだと思います。

DSC_0129.jpg

▷原材料:米・米麹
▷原料米:岡山県産 備前雄町
▷精米歩合:58%
▷酵母:協会901号
▷アルコール度数:16%
▷日本酒度:+7
▷酸度:1.8

※Wisdomとは、継承を意味します。

1,800ml ¥3,456(税込) / 750ml ¥1,728(税込)


②川鶴 特別純米 〜 Wisdom 〜 28BY

昨年まで讃州山田錦65とオオセト55として発売されていた商品が、
1つの踏襲され継承しつつ、さらにスペックアップされました。

28BYより麹を山田錦50%に切り替え、
掛米にも山田錦50%+オオセト55と言うかなりのハイスペックに変更。

これは、今までの純米らしさは残しつつ、
瀬戸内の魚介類や郷土料理を引き立たせる味わいを追求した結果で、
これだけのハイスペックにしながらも、
幅広い料理と温度帯で楽しんでもらいたいと
協会701号酵母で仕上げる辺りが憎い演出ですね。

上立ち香は少し甘みのある香りを感じますが、穏やかです。

あまり主張はありません。

含み香も低く、最後に酸を少し感じる程度です。

40度を越えた辺りでは、酸がやや勝ってしまい酸っぱく感じます。

50度を越えた辺りで甘みと酸味のバランスが取れ実に心地よりです。

60度を越えた辺りでは、若さが出てバランスが崩れますね。

こちらもまだまだ若さがあるので仕方ありません。

ですが、十分幅広く使ってもらえるお酒に仕上がっていますよ。

DSC_0132.jpg

▷原材料:米・米麹
▷原料米:麹/山田錦 掛米:山田錦・オオセト
▷精米歩合:麹50% 掛米:山田錦50%・オオセト55%
▷酵母:協会701号
▷アルコール度数:16%
▷日本酒度:+2
▷酸度:1.6

※Wisdomとは、継承を意味します。

1,800ml ¥2,862(税込) / 750ml ¥1,431(税込)


③川鶴 純米酒 〜Advance〜 28BY

昨年までさぬきよいまい65として発売されていた商品が、
コンセプトを一新し、新しく生まれ変わりました。

昨年までは、香り系酵母を使い甘みを残す感じでしたが、
どうしても甘残りして杯が進まないと言う課題点がありました。

28BYではその辺を上手く進化させて克服した形で商品化されました。

四国県内でも珍しい協会1401号を使い醸すことで、
新しく生まれ変わらせようと言う意気込みを感じますね。

上立ち香は、微かにバナナのような香りがしますが強くありません。

含み香も穏やかで、最初に甘みが来ますが、
その後酸でギュッと締めてくれます。

ただその後少しさぬきよいまいっぽい甘みを感じます。

40度を越えた辺りでは甘みがフワッと来ますが、
その後すぐ酸が来て締めますが、やや甘みも感じます。

50度を越えた辺りで甘みと酸味のバランスが取れますが、
最後軽やかな甘みが残ります。

甘残りまでは感じません。

60度を越えた辺りでは、若いんですが、
甘みと酸味のバンンスで飲めなくはないって感じです。

さぬきよいまい特有の甘みが渋さをマスキングする感じで、
この温度帯でも飲めなくはないって感じがします。

でも、やっぱり若いかな。

ただもう少し熟成が進めばもっと面白いお酒になると思いますよ!

DSC_0131.jpg

▷原材料:米・米麹
▷原料米:香川県産 さぬきよいまい
▷精米歩合:58%
▷酵母:協会1401号
▷アルコール度数:16%
▷日本酒度:+2
▷酸度:1.5

※Advanceとは、進化を意味します。

1,800ml ¥2,808(税込) / 750ml ¥1,404(税込)


④川鶴 讃岐くらうでぃ

もう説明の必要がないぐらい大人気の讃岐くらうでぃです。

あまりに人気で製造が全く追いつかない状態で残念ですが、
9月より2度目の値上げと相成りました。

香川県の郷土料理の骨付鳥を食べる際、非常に油が多いことから、
その油を断ち切るようなイメージで造られたんですが、
あれよあれよ色々メディアに紹介され、
今では川鶴1番の人気者になっちゃいました。

このお酒、藤岡さんが試行錯誤して完成させてお酒で秘密が多く、
通常の日本酒造りが終わらないと造れないと言う商品で、
蔵としても実に悩ましい商品なんです。

売れては欲しいけど、売れすぎると困るって感じなんですよね。

簡単に言うとカルピスの原液みたいな商品で、
大きめのグラスに氷を入れ、讃岐くらうでぃを注いで飲んでください。

感覚的にはリキュールに近いんですが、れっきとした日本酒です。

やっぱり脂の乗った鳥料理や、
中国料理や韓国料理、エスニック系の料理も良いと思いますよ。

無くならない内に飲んでくださいね!

DSC_0353.jpg

▷原材料:米・米麹・醸造アルコール
▷原料米:国産米
▷精米歩合:70%
▷酵母:協会9号
▷アルコール度数:6%
▷日本酒度:-70
▷酸度:5.0
▷アミノ酸:2.7

1,800ml ¥2,592(税込) / 750ml ¥1,296(税込)

よろしくお願いします。


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