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最高の1日 [蔵訪問]


さて昨日は月に一度の定休日でした。




前日は嫁さんの仕事が忙しかったようで、疲れすぎて、なかなか寝付けない様子で、

色々と話を聞きながら、遅くまで起きていました。




しかし日曜日は、ゆっくりせずに、朝から出かける予定でしたので、

朝御飯を食べ、準備をし、いざ出発です。




しかし何やかんやと準備に手間取り、電車で行くか、車で行くか迷ったあげく、

その後の事を考え、車で向かうことにしました。




向かった先はここ!!







当店お取引先の奈良県の梅乃宿酒造さんです。




本日は







第十回の蔵開きでした。




受付をすませ、会場のパンフレットと、コップを貰い、会場に向かいました。







会場には沢山の方が来場されていて、

皆さんお酒を飲みながら楽しく過ごしておられます。







会場には巨大な蔵開きの暖簾、菰樽も飾られていました。




やはり梅酒なども人気なので若い方が非常に多く、お子さん連れのご家族から、

お年寄りまで、とっても賑わっていました。




また若い女性が日本酒を結構飲んでるのを見て、嬉しくなりました。




中には既にベロベロ状態のオッチャンまで居ましたよ。







会場では、即売所も設けられ、数多くの方が、お酒を買い求めていました。

地方発送も出来るようで、皆さんご家族や親戚、ご友人などに送られている様でした。




まずは、色々と挨拶を済ませ、利き当てコンテストにチャレンジしました。




【い・ろ・は・に】と4つの一升瓶が並び、その4つのお酒を利き、

アルコールの高い順番に並べると言う利き当てです。




僕は車で行っていたので、飲めませんが、利き酒はチャレンジしました。




14度〜17度まで、1度刻みのアルコール度数ですので、非常に難しく、

嫁さんは余り悩んでも仕方ない、と直感で答えを記入しました。




僕は何度か利き酒をし、悩んで記入しました。




さて、どうなるでしょうか?




そして、その後は蔵開き限定酒を購入しました。







今回蔵開き限定で販売された【特別純米酒 杜氏のかくし酒】です。




その後は、蔵開きの楽しみの一つ、試飲へ向かいました。




と言っても僕は飲めませんので、嫁さん1人が試飲です。







試飲ブースでは、数多くの試飲酒が用意されていて、

コップに並々と注いでくれるんですよね。




もう嫁さんは大喜びです。




僕は「あ〜。やっぱり電車で来れば良かった」と後悔ばかり。




純米吟醸酒、新しく発売された山廃純米吟醸酒、しぼりたて、と試飲し、

おつまみを購入し、お酒をのみ、おつまみをつまみ、嫁さんは上機嫌です。




そして会場にいらした杜氏にお願いし、写真を1枚撮らせて頂きました。







この方が酒造り50年以上の大ベテランの高橋幹夫杜氏です。




とっても格好いいお爺ちゃんと言った感じですが、

この方が梅乃宿のお酒を支えている訳です。




いつも美味しいお酒をありがとうございます。




そしてその後、純米大吟醸の試飲が始まり、皆さん行列になってお酒を求め、

嫁さんも列に並んで、試飲酒を頂きました。




嫁さんは「これ美味しいわ」と言って再びお代わり。




僕も少し利かせて貰い、旨さに納得です。




そして、会場ではラッキーナンバープレゼントと

利き酒コンテストの発表とが始まりました。







一番左が梅乃宿の社長さんです。




で、改めて思ったのが、本当に大盤振る舞いなんですよね。




ラッキーナンバープレゼントは、入場の際に番号を貰い、その番号で当たったら

景品をプレゼントしてくれると言うイベントです。




で、3位には純米大吟醸酒が2名、2位には蔵開きの限定純米大吟醸酒が1名、

そして1位には菰樽がプレゼントされました。




もうこの時は皆さん盛り上がる、盛り上がる。




既にみんなもうベロベロ状態ですからね(笑)




更に、利き当てゲームの結果発表ですが、結局僕も、嫁さんもダメでした(苦笑)




でも、25人の方が全て正解し、純米吟醸酒を25人の方全てにプレゼント。




更に残り福と言うことで、奈良漬けを7本、朝は3本だったそうです。

そして梅乃宿の前掛けを4つがプレゼントされました。




これも、番号2つ違いがあったものの、結局は何も当たりませんでした。




で、最後は恒例の蔵見学です。







蔵の入口です。







その前には、蔵の名前の由来となった梅の木があります。




中に入り、お酒が出来るまでを説明頂きました。







梅乃宿さんでは、均一した洗米を行いたいと言うことで、

手洗いではなく、機械を使い洗米します。







そしてこの半切り桶でお米に水を吸わせます。




ここで米に30%水を吸わせるそうです。




季節によって、お米によって時間が変わるので、ここでストップウォッチを持って、

今までの経験と勘をいかして、最高の吸水率になるようにします。







そして、計量器で30%になったか、再度計量します。







そして一気に脱水機にかけ、水分を飛ばします。




そして、一旦一晩米を寝かせ、次の日に







この甑でお米を蒸して行きます。




蒸されたお米は、このままでは熱くてすぐには使えませんので、







冷風機でお米を冷やしていきます。




そして、この後、酒母と麹が造られ、これに再び蒸米・水を加え、

添・仲・留と3段階に分けて仕込みを行い、発酵を経て、お酒へと姿を変えて行きます。




また、梅乃宿さんでは、







これらの木桶の半切り桶を使い、生酛などのお酒を造っています。







そしてこれらのタンクの中でお酒が仕込まれて行きます。




仕込まれたお酒は、最後上槽と言って搾りの作業になります。







通常は、藪田式と言われる搾り機を使いお酒を搾ります。




搾ったお酒は、白いジャバラ場の部分に酒粕が貯まり、

右下の箱にお酒が貯まる様になっています。




ちなみにこの藪田式の搾り機は冷房の効いた部屋に収められ、

常に低温で温度管理された状態で搾りを行います。




低温で搾りを行うことで、雑味の少ないお酒に仕上がります。




そして特別なお酒、梅乃宿さんでは、季節限定商品や、アンフィルタードと言うお酒は

こちらの槽と言う昔ながらの搾り機で搾られます。











これで搾られたお酒は、下の斗瓶にお酒が貯まる様になっています。




そして藪田式で搾られたお酒は、濾過され、火入れされ、お酒となります。




また槽で搾られたお酒は、無濾過で火入れせず、生で出荷されることが多いですね。




これで、蔵見学は終了。




再び、蔵開き会場に戻り、嫁さんは再び純米大吟醸酒を試飲し、大満足し、

蔵を後にしました。




帰りには、来場した全ての方に、お土産を頂きました。







純米吟醸酒です。




それと【柿の葉すし】が売っていたので買って帰りました。







これめちゃくちゃ美味しかったです。




改めて蔵開きに行き、嫁さんと話をしていたのですが、

本当に地元の方を含め、多くの方に愛されているのが、非常に体感出来ました。




ただ、皆さんとてもお忙しそうだったので、余りお話が出来なかったのが、

とても残念でした。




梅乃宿酒造の皆様、蔵開き、本当におめでとうございました。




これからが、酒造り本番です。




今期の造りも良いお酒を期待しています。




蔵人の皆さんもお身体にくれぐれもお気をつけになって下さい。




ありがとうございました。




さて、梅乃宿酒造さんを後にし、次に向かうは大好きな京都です。




この時点で午後4時。




所が、ここからが大失敗。




ナビで京都を検索し、京都へ向かうも、ナビのデータが古くて、

道が結構変わってるんですよね。




どうも、思うように京都へ進めず、しかも道が大渋滞。




で、漸く高速らしき道が出てきたのですが、表示に【京奈和道】と書いてあり、

奈良方面と書いてあったので「これ乗っていいんかな?」と嫁さんと話しながら

進んでいたら、入口通過。




結局そのまま24号を京都へ向かうことに。




でも全く土地勘がないので、とにかく頼りはナビだけ。




でも、ナビがバカでね(苦笑)




どうも遠回り、遠回りしてるんですよね。




で、結局は裏道、裏道を進み、近鉄の奈良駅の方に出て、

結局再び24号線に戻るんですが、これがまた裏道。




で、数百メートル進むのに30分以上かかり、漸く24号線に戻り、

そして今度は京奈和道に乗り、漸く京都方面へ。




それで、夜間拝観をやっていると思い、紅葉してないであろう、清水寺を目指すも、

結局京都に着いたのは、午後7時。




予定では1時間30分ほどで着く予定が、奈良から京都まで3時間もかかりました(涙)




こんな事なら、高速で大阪まで戻って名神で京都目指した方が早かったですよ。




ちなみに嫁さんは途中から爆睡です(笑)




で、漸く清水寺の駐車場に着くもオッチャンに「お寺は6時30分までやで」

と言われ、ここで夜間拝観がまだだと初めてしり、

結局、河原町方面へ向かいました。




車を適当に止め、降りて繁華街を目指すも、その時に腹痛が・・・・・




で、歩いて高島屋まで行き、トイレを済ませ、ついでなので酒売り場を見学。




ちょっと頭の痛いこともありながら・・・・・明日のパンを買って出るときには

既に8時前で、高島屋さんの店員さんに見送られ、目指すはここ!







新京極です。




でも、時間は8時を回っていますので、殆どの店が閉店準備。




とりあえず適当に歩きながら、ウインドウショッピング。




結局、途中で嫁さんが帽子専門店でハンチングを購入し、

そのまま新京極を端から端まで歩き、とりあえず駐車場に戻ることに。




で、今度は僕が古着屋さんで破格値のアディダスのジャージを発見し購入!







で、駐車場に向かいながら、高島屋に向かう途中で見つけた

良い感じのお店が開いてないか確かめに行くも、結局閉まっていました。




ですが、この時点で9時を回っていたので「晩ご飯どうしようか?」と話していると、

この辺りにいい店が沢山あるんですよね。




で、3軒ほどの候補の中から「普段行きそうもないお店に行こう」と

思い切って入ることに。




今回選んだお店はここです!!







麩屋町 左近太郎 




http://www.sakontaro.co.jp/




入口を入るとこんな感じです。







京都は鰻の寝床と言って、入口は狭くても奥が広いんですよね。




正にそんな感じです。




大正時代に造られた民家を改装した建物が、とても雰囲気があってビックリです。




一番奥の庭の見える、最高の場所へ案内して貰いました。







席から見た庭です。




めちゃくちゃ雰囲気があって、この時点でテンション上がりました。




で、今回頼んだのはこれ!







錦コース 3,000円です。




まずは、これから始まりました。







小鉢 さつま芋と茸の秋の彩りマリネ







向付 もみじ鯛のカルパッチョ しば漬けのドレッシング







揚物 蓮根と帆立の変わり揚げ







冷製 南瓜の和風ポタージュ







御飯の準備がされました。










焼物 甘鯛と松茸の茶巾焼き 柚子の香り







強肴 京もちぶたのやわらか煮 胡桃豆富添え




そして御飯が炊きあがりました。







御飯 栗の五穀炊き込み御飯







漬け物とほうじ茶が付きました。







菓子 林檎の浮きプリン






麩屋町 左近太郎







本当に大満足の夕食でした。




嫁さんも僕もずっと笑顔が耐えませんでした。




本当にいいお店で、絶対また来たいお店です。




お酒も凄く充実していて何となく「あそこから仕入れてるんかな?」

と思っていました。




最後は、スターバックスでコーヒーを買って、

大阪まで名神カッ飛ばして1時前に帰宅しました。




今回は大阪から奈良、そして京都へ向かい大阪へと走りに走った1日でした。




相当疲れましたが、気持は充実していて、楽しい休日となりました。




また、1ヶ月休みはありませんが、頑張ります!!




それでは、また。




 


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コメント 8

何でもかんでも美味しそうで。。。
今は禁酒!
冷え性、辛いですね。私も冷え症なので・・・お風呂で揉む事が良いらしいですよ!
by (2007-11-06 13:11) 

井上酒店

nutさん、コメントありがとうございました。
病み上がりでしょうから、お腹に優しい、身体に嬉しい物を、栄養タップリ採って早く元気になって下さいね。禁酒中に美味しそうなお酒の話ばかりですいません(笑)
冷え性は本当に辛いですよ。ボク基本的にお風呂につからないんです。嫁さんにも「つかれへんからやわ」っていつも言われます。これからはお風呂につかって揉みほぐしですね。ありがとうございました。
by 井上酒店 (2007-11-06 20:11) 

kana

わぉ お酒の香りがしてきそう~~♪ 
日本酒飲めませんが梅酒ロックは大好きです☆
奥様お酒お強いんですね~!
酒蔵とか行ったことないので興味深い記事でした。
そして秋の京都に行こうと思いました。。。^^
by kana (2007-11-06 22:21) 

井上酒店

Kanaさん、コメントありがとうございました。
お酒の香りはとっても良い香りですよ。そうなんです。ウチの嫁さんお酒好きなんです(笑)でも、昔より弱くなったそうです。それでも日本酒は全然飲めないと言っていましたが、僕と結婚をして飲めるようになりました。きっとkanaさんも美味しい日本酒に出会えたら、きっと日本酒飲めますよ。是非蔵に行く機会があれば、訪問してみて下さい。色々教えてくれた楽しいですよ。
梅乃宿さんの梅酒ロックは旨いですよ。僕自身も数々の梅酒を飲んできましたが、梅乃宿さんは旨いです。僕が自信を持ってオススメします。
blogを読んで京都へ行きたくなってくれたなんて嬉しいですね。紅葉はまだ全然ですが、秋の京都は雰囲気があって最高ですよ。是非足を運んで見て下さい。でももうちょっと後の方が良いかな。紅葉が綺麗な時期を見計らって行って見て下さい。
by 井上酒店 (2007-11-06 23:52) 

yumi

やっとここに来れたのに。。。出勤時間に追われて。。。
美味しいものが並んでるのに!
仕事後にもう一度、拝見しにまいりますね。(笑)
by yumi (2007-11-07 09:16) 

井上酒店

yumiさん、コメントありがとうございました。
はい。頑張ってコメント下さってありがとうございました。
是非、ごゆっくりお越し下さい。頑張って下さいね。
by 井上酒店 (2007-11-07 22:54) 

yumi

素敵なお店でお食事したんですね~。お庭を見ながらですか。。。
3軒の候補のうちのひとつですか。とすると、あと2軒、いいな~って思ってるお店があるということですよね。
お休み、一ヶ月は待ち遠しいのでは?
by yumi (2007-11-08 07:34) 

井上酒店

yumiさん、コメントありがとうございました。
はい。とっても素敵なお店でした。ここ、東京丸太町と銀座にもお店がありますので、お近くでしたら1度是非行って見て下さい。ま、同じ系列ですので、味は問題ないと思いますよ。でも京都よりは少々お高いようですが(苦笑)ま、首都ですのでしょうがないですね。HPのリンク張ってあるのでご覧下さい。
とにかく京都は素人が入りづらいお店が多いんですが、入れば意外と、そうでもなくていいお店が本当に多いんですよね。是非時間があれば他のお店にも足を運んでみたいと思ってます。yumiさんも是非楽しいお店紹介して下さいね。
by 井上酒店 (2007-11-08 08:51) 

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