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出会いに感謝! [入荷情報!]

いやぁ、流石に寒かったですね。
大阪市内は雪こそ降りませんでしたが、今までと空気が全く違いました。
ピーンと張り詰めた感じで、外に居ると痛い!って感覚。
各地より、凍結で水道管が破裂した、水道が凍って水が出ないなど、
やはり少し被害は出ましたね。
まぁ、沖縄にも初の雪が降るぐらいの大寒波だったので、
このぐらいで済んだのなら良かったのかも知れませんね。
しかし、こう言うのも温暖化の影響なんでしょうか?
今日は少し寒波も落ち着いてる気もしますが、もうひと踏ん張り頑張りましょう!!

さて、ちょっと遅れ遅れになってますが入荷情報です。
また少しずつ更新して行きますので、よろしくお願いします。

☆吉村秀雄商店(和歌山県)

昨年の4月よりお付き合いさせて貰っていますが、
ちゃんとご紹介するのは今回が初めてかも知れませんね。
実は営業さんとは随分前に知り合っていて、
ありがたいことに取引をと言って頂いたのですが、
僕自身まだまだ未熟だったこともありお断りをした経緯がありました。
そして今から3年程前、偶然福島に来られた際、
ウチが移転したことを思い出し顔を出してくださいました。
その時に、現在の杜氏でもある藤田杜氏も一緒に来店頂き、
「今期より杜氏が変わり新しい酒造りに入るので、
また良かったらお酒利いてください」と言って頂きました。
それから1年・・・何の音沙汰もなく時は流れました。(笑)
そしてある時、友達の酒屋さんと飲む機会があり、
そこに何故か営業さんも同行されていて一緒に飲みました。
酒も入っていたので、ちょっと嫌味でも言うたろうと思い、
「新しい杜氏の酒送るって言って全然送ってくれないじゃないですか」
と本当は冗談で言ったのですが、「分かりました。送ります」
と言って今度は本当にサンプルを持って店に来てくれました。
正直、最初は全くやれる余裕が無かったのですが、
藤田杜氏の醸す酒が僕が知る吉村さんのお酒と全く違うお酒で、
「これは美味い!」と素直に思いました。
逆に、「今迄の酒屋さん大丈夫ですか?」と心配になりました。
僕は180度方向性が変わったと感じたので・・・。
ただ、間違いなくこの蔵の酒は今後伸びると僕は感じました。
そして、造りが始まり蔵に寄せて貰いました。
藤田杜氏は女性の杜氏さんなのですが、
見た目はボーイッシュで男の子みたいなんですが、
話をしていると、とってもチャーミングな方で、
包み隠さず自分の思いを色々と話しをしてくれ、
藤田杜氏が目指す酒が凄く分かりやすく共感しました。
そして取引することを決めました。

DSC_0013.JPG

2015年2月23日、初蔵訪問の時の2人です。
左が縁を繋いでくれた営業の古井さん、右が、藤田杜氏です。
この2人に出会えたことに感謝!です。

ただ僕の中で藤田杜氏の目指す酒、藤田杜氏の造る酒の良さとは?
と考えた時、やはり火入れの酒だと感じました。
なので、昨年は殆ど生は扱わず、火入れを中心に取引を始めました。
基本コンセプトは全く変わらず今後も火入れを軸にやっていきますが、
今は生のお酒が上がってきているので、今期より少しずつ生もやって行くことにしました。
と言うことで、今期27BYの新酒が入荷してきています。
是非、車坂飲んでくださいね!

①車坂 純米酒 無濾過生原酒 27BY

DSC_0203.jpg

今期最初の車坂の新酒になります。
仕込3号と4号のタンクをブレンドし、車坂らしい味の確りとした純米酒に仕上がっています。
開栓直後は荒々しさと共に数値以上にやや甘味を感じます。
9号酵母らしい少しハーブのような香りと、
微かに赤果実のニュアンスも感じますが、時間とともに落ち着いていくレベルです。
甘さは時間と共に旨味へと変わり、確りとした酸を軸にキリッと切れていきます。
開栓直後より少し時間を置いて飲んで欲しいです。
ボディも確りありますが、アルコール感は数値以上に感じません。
酒度、酸度のバランスの良さだと思います。
余りキンキンに冷やすより、少し温度が上がってきた方がオススメです。
コストパフォマンスも良く、間違いなく良い純米酒ですよ!

▷原料米:和歌山県産玉栄
▷精米歩合:65%
▷酵母:協会9号
▷アルコール度数:18.6%
▷日本酒度:+5
▷酸度:2.0

1,800ml ¥2,495 / 720ml ¥1,246


②車坂 純米酒 おりがらみ 無濾過生原酒 27BY

DSC_0204.jpg

こちらは①のおりがらみバージョンです。
基本的にはオリが有るか無いかの違いだけです。
オリが有るからか、上立ち香はこちらの方が強く感じます。
とは言え嫌味のない香りなので問題ありません。
逆にオリが少し雑味に感じるかも知れませんが、
個人的は少し苦味がアクセントになり、実に心地よいです。
さぁ、あなたはどちらを選びますか?

▷原料米:和歌山県産玉栄
▷精米歩合:65%
▷酵母:協会9号
▷アルコール度数:18.6%
▷日本酒度:+5
▷酸度:2.0

1,800ml ¥2,495 / 720ml ¥1,246


③車坂 山廃純米 無濾過生原酒 27BY

DSC_0283.jpg

藤田杜氏の真骨頂の山廃純米酒です。
ただ、まだまだ本来の形としては?です。
美味しくない訳のではなく、良い酒なだけに、この段階でかなり飲みやすいんです。
とっても綺麗な山廃に仕上がっています。
ただ、火入し貯蔵することを考えれば、もう少し固く渋くても良かったかな?と思います。
ただ生原酒と言うことを考えれば十分旨いです。
温度が低いと殆ど山廃らしさを感じず、最後に少しそのニュアンスは顔を出します。
出来れば少し常温に戻るぐらいで飲んで貰えると、
このポテンシャルを十分感じて貰えるはずです。
キンキンに冷やすなら、逆にお燗をつけて温度上げてください。
その方が、この良さは引き出せますので。
しかし贅沢な悩みですね。
もっともっと飲まれるべきお酒だと思います。
是非、出会ってください!

▷原料米:五百万石
▷精米歩合:65%
▷酵母:協会701号
▷アルコール度数:17.6%
▷日本酒度:+4
▷酸度:2.4

1,800ml ¥3,024 / 720ml ¥1,512


④車坂 純米酒 25BY

DSC_0284.jpg

ウチの大定番的なお酒へとなりました、車坂の定番の純米酒です。
ただ若干問題もあるのですが、
それは26BYで改善されているのですが、まだ若いので今は蔵で熟成を待っています。
今後に乞うご期待ください。
そしてこの25BY、最初に資料を貰った時に甘そうやなと思いました。
燗酒でと思ってたけどあかんかな?と思いつつ、お燗つけるとあら不思議!全然甘くない。
まぁ本当は甘いんですが、所謂甘ダレしないんですよね。
これはビックリしました。
他の蔵のお酒は、酒度は切れてるのに燗つけると
甘ダレして飲めないってお酒も多いんですが、このお酒は全くそうではないお酒でした。
要するに数値だけを追ってては核心に迫れないよ!
と教えてくれたお酒でもあります。
数値は確かに目安にはなりますが、それはあくまで味を表現する為の目安でしかなく、
本当の味わいはもっと複雑な物が絡み合って生まれているんだと改めて感じました。
やはり自分自身で感じることが1番大切です。
このお酒に関しては、是非常温、若しくはガッツリ燗酒としてお使いください。
結構熱めが僕の好みではありますが、そこはご自身で色々試して貰えたら嬉しいです。

▷原料米:和歌山県産玉栄
▷精米歩合:65%
▷酵母:協会901号
▷アルコール度数:15.8%
▷日本酒度:±0
▷酸度:1.7

1,800ml ¥2,160

その他の吉村秀雄商店さんの商品は・・・

⑤車坂 純米吟醸 火入れ 26BY
⑥車坂 純米五百万石 火入れ 25BY
⑦車坂 別誂え辛口純米 残り物には福がある 24BY

よろしくお願いします。


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