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さて本日は2021年1月19日(火)です。
本日も無事に営業を終えることが出来ました。
ありがとうございました。

今日僕が居ない間にベロベロに酔っぱらった2人が
マスクもせずに「どこで飲めるの」とフラフラで入店。
オカン1人で対応し、僕が戻って来たら丁度お会計で
「なんじゃこの酔っ払い2人は?」と思ったんですが
オカンは毅然とした態度で接客して送り出しました。
僕が最初から対応してたら喧嘩になってたかもですが
こう言う所はある種、見習わないといけない所ですが
このご時世でこんな奴おるやと思った出来事でした。
お酒を飲んで楽しむのは大賛成ですが
今のルールを守れない方は
容赦無く排除するのでご了承ください。
来店の際は、マスク着用で
入り口にも消毒液を用意していますので
ご面倒お掛けしますがマスク着用で消毒後
入店頂くようにご協力よろしくお願いします。


それではここからは入荷情報です。
ご紹介お待たせしました新商品が到着しましたよ。
鳥取県の久米桜酒造さんからの入荷情報です。


▷鳥取県 久米桜酒造

大山の麓、標高200mにある蔵で
地ロワールと題し半径3kmの酒造りを掲げ、
地元の米、水、風土を生かし酒を醸し、
NO(濾過しない)NO(醸造アルコール使わない)
NO(過度に手を加えない)や、場所、気候、
土壌の良さをいかに酒に落とし込むかなど
取り組みは非常に興味深く楽しみです。
まだまだ知名度は高く無いかも知れませんが、
ウチの中でもメキメキと頭角を現している蔵元です。
見て飲んでワクワクする久米桜酒造です。


P1192833.jpeg

☆久米桜 生酛 黒ぼく強力 田の神さま R1BY
1,800ml ¥3,080

・原料米:自社田 狼谷 黒ぼく土壌 強力
・精米歩合:60%
・アルコール度数:15度
・酵母:無添加
・日本酒度:+12
・酸度:2.7

久米桜酒造さんより新商品が到着しました。
とは言え昨年末には入荷していたので
既に多くの皆さんの目に触れていると思いますし
既にご購入頂いているお客さんもいらっしゃいますが
ちょっと紹介するタイミングがなくて
遅くなってしまいましたが紹介させてください。

この愛くるしいラベル
最初は「あれ?今まで久米桜とテイストが違うな?」
って思ったのは僕だけでしょうか?
なので「これ何かありそう?」と思い杜氏に尋ねました。
すると1枚の手紙が届きました。
そのまま載せようかとも思ったんですが
長くなるので要約すると
R1BYの造りからこのお酒を仕込み際に
常温でも美味しい、燗にしてもなおよし。
そんなお酒にしたいと考えたそうで
その中で取り組んだのが天穏でお馴染みの
山陰吟醸造りへの取り組みだったそうです。
また軽妙洒脱やレイラインのような
加水をして低アルコールにする感じではなく
造りの中でそう言うことが表現出来ないか?
と言う取り組みをしたそうです。
自社田の狼谷で作る黒ぼく強力を使うことで
地蔵滝の泉から流れる湧き水が直接田んぼに入り
その湧き水をたっぷり吸い込み育った強力を使い
より水感を感じれる酒を目指したそうです。
そん中、中身は出来たが
この酒に最後魂を吹き込むにはラベルをどうするか?
で悩んでいたそうで、その時行きつけの松江にある
古美術道具屋のオブジェクトさんに立ち寄った際
この田の神さまの石像に出会ったそうです。
田の神さまは鹿児島や宮崎の九州の一部で
田んぼの隅っこに置いてある石像だそうで
その話を聞き、翌日にはその石像を購入し
蔵の自社田に置くことにしたそうです。
そんな出会いがあり1つ掛けていたピースが揃い
この酒のラベルには田の神さまが描かれたそうです。

最後は樋口杜氏の言葉を引用して
大山からおりてきた神様が、黒ぼく土壌の田んぼに宿り
ミネラルたっぷりな湧き水が注ぎ込む、火山灰の大地。
そこで育った強力米を少しでも感じて貰えたら幸いです。

色合いは、淡い黄金色
香りは軽やかな酸味、少し干し葡萄
仄かな甘味香など、まだ熟成香は控えめです。
味わいは、ミネラル感と軽やかな酸味
余韻に少し甘味を感じながら軽やかに消えていきます。
最初口に含んだ時、少し物足りなさと言うか
軽やか過ぎる?って感じたのが
飲み進めるにつれ、どんどん波長があってくる感じで
満足度が増していきます。
なるほど!って感じで杜氏の狙いがズバッと刺さります。

ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗では口当たり柔らかくなり酸味が広がり
ミネラル感を感じながらも何か足りたいバランス感。
熱めの燗ではミネラル感が全体を包み込み
甘味、酸味、苦味などのバランスが取れ
軽やかでスルスル杯が進み何か食べたくなる味わいです。
ダラダラと食べながらお燗で飲んでると無限な感じです。


P1192832.jpeg

☆久米桜 土の泳層 五百万石 R1BY
Soil swimming layer
1,800ml ¥2,750 / 180mlカップ ¥385

・原料米:鳥取県 八郷産 五百万石
・生産者:小西のりあき
・精米歩合:60%
・アルコール度数:16度
・酵母:協会7号酵母
・日本酒度:+8
・酸度:2.1
・ラベルデザイン:Shinji

こちらも新商品となります土の泳層です。
土の泳層って聴き慣れない言葉で最初「何?」
って感じになりました。
ラベルを見て何か意味がありそうだとおもい
杜氏に尋ねてみました。
本当はラベルから読み解くと言うか
何か感じて貰えたらと思っていたようですが。
泳層とは魚が群泳している層のことをさし
確かに魚が描かれますが「じゃ土は何?」
っておもいませんか?
これは実はラベルに150匹の魚が描かれています。
その150匹の魚が群れをなしているんですが
実は久米桜酒造さんでは蔵の水は
地下150mから汲み上げて使っているそうで
その150mの地層を150匹の魚を描くことで表現し
土の泳層と名付けたそうです。
いやぁ、この種明かしを聞いて痺れました。
こう言う所の細部にわたる気の使いようが
本当に今の久米桜の魅力の1つであることは
間違いないとおもいます。
本当にセンス良いですよね。
大山に降り積り雨や雪が大山の地層で濾過され
地下水となり脈々と流れ、地下150mより汲み上げた
ミネラルたっぷりな地下水を使いこの酒は出来ています。

色合いは淡い黄金色
香りは仄かな甘味香と柔らかな酸味香
熟成香はそんなに強くありません。
味わいは軽やかな甘味と酸味、やや苦味
旨味が広がりミネラル感を感じながら余韻へと続きます。

ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗では柔らかな口当たりで甘味が広がり
程よい酸味に旨味が広がり味わいに幅が出る感じ。
熱めの燗では酸味が溶け込み旨味がグッと広がり
より深い味わいに。
料理を欲する味わいです。


如何だったでしょうか?
昨年はゴーアラウンドにも参加頂き
また1番伸びた酒蔵さんだと思っています。
益々今後が楽しみな酒蔵であることは間違いありません。
是非今後も久米桜酒造さんをよろしくお願いします。


それでは皆さんにとっても明日という日が
素晴らしい日になることを願っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
まだまだこれからも大変な日々が続きますが
みんなで力を合わせ一緒に頑張って行きましょう!
それでは、また。



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