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Art Comes First・・・ [入荷情報!]

さて本日は2020年9月18日(金)です。
本日も無事に営業を終えることが出来ました。
ありがとうございました。

そして井上酒店では日本酒ゴーアラウンド大阪 2020の
バッジを販売しています。

また品薄だったバッジの方ですが
再入荷しましたのでご入用の方はお待ちしております。

詳しくは下記blogをご覧ください。
https://inoue-saketen-info.blog.ss-blog.jp/2020-09-01

今出来る最高のイベントにみんなで作り上げましょう!!


それではここからは入荷情報です。
独自の世界観で魅了する滋賀県の笑四季酒造さんより
フラッグシップな逸品の入荷情報です。


▷滋賀県 笑四季酒造

鬼才竹島充修氏が日本の中でも非常に特殊な手法
高温糖化乳酸菌酒母からなる
独自理論の生酛造りで日本酒を醸し、
貴醸酒や実験的な酒にチャレンジするなど
今後も全く予想のつかない全量純米蔵です。
ただ米と水を最大限活かし、
そこに乳酸菌をコントロールする世界観は
今後何処へ向うのか見逃せません。


P9182357.jpg

☆MASTER PIECE 阿 笑四季 純米大吟醸 2019-20
1,800ml ¥5,500 / 720ml ¥2,750

・原料米:滋賀県産 山田錦
・酒母の種類:乳酸菌酒母(生酛)
・精米歩合:50%
・アルコール度数:16
・酵母:協会1001号
・日本酒度:-5
・酸度:1.5
・アミノ酸度:0.9

今回笑四季酒造さんよりフラッグシップとなる
マスターピース 阿が入荷しました。
ただしご覧の通り今までのマスターピースとは
趣が全く違い正直商品画像を見てビックリしました。
今までのマスターピースはラベルの真ん中に英語で
Masterpieceと書いてあったのが、
今回はご覧のようになんて表現して良いのやら。
ほんと最初画像を見て驚いたのと同時に
これ大丈夫?って思いました。
ちょっと画像がおどろおどろしい感じ伝わりますか?
ただ改めて物語を読み解くと
段々と見え方が変わって来るのは不思議です。
と言うことで先ずはこのラベルに込められた
世界観を読み解く所から始めましょう。
今回このラベルを手掛けたのは星山耕太郎さんで
現代アートの芸術家として大注目を浴びる方です。

星山耕太郎オフィシャルHP
http://kotarohoshiyama.com/


https://youtu.be/Jc8-QFnk-So

今期R1BYのMasterpieceよりコンセプトを一新し、
最高級品ということで始まり(阿)と終わり(吽)を
合わせ宇宙を意味する「阿吽」と言う
究極をテーマにしたそうです。
今回の「阿」には、最初の純粋さと言う意味で
新生児の産声をモチーフに「0(ゼロ)」を。
来年発売予定の「吽」には、
人生の深淵を味わった老人の寡黙をモチーフに
「一(イチ)」がデザインされています。
今回の阿は子供が描かれ顔の部分がゼロに当たり
金色の部分には金箔が使われています。
もうこうなれば、いち日本酒と言うよりも
アート作品に見えて来ませんか?
こう言う所の落とし所が笑四季の上手さであり、
鬼才竹島充修氏の戦略の妙ですよね。

と言うことでこのお酒の世界観が読み解けたところで
本題へと入りましょう。
色合いは淡い色付きのレモンイエロー
香りはアプリコット、洋梨のような熟れた果実
香りからは甘さは強く感じません。
でも派手すぎず地味すぎずキレイな香りです。
口当たりは柔らかく絹のように滑り落ち
甘味と酸味の調和が取れ熟れた果実を頰張った
そんな感覚に陥ります。
最後少し苦味があるんですが
その辺も果実を頬張った余韻に似ています。
数値だけを追いかけると、
ただただ甘いお酒を想像するかも知れませんが
全くそんなことなくとても心地良い感じです。
果たしてこのお酒に必要かどうか疑問ですが
ウチらしくお燗では・・・
ぬるめの燗では少しバランスが崩れ甘味、酸味
苦味、香りなどそれぞれの主張が激しくなる感じ。
熱めの燗では一体感が生まれバランスは良くなるが
より単独の旨さが際立つ味わいへ変化。
単純にこのお酒のポテンシャルを考えると
冷酒、冷やがオススメですが、
全然温めても飲めるポテンシャルのあるお酒なので
高いお酒は燗出来ないとかではなく、
是非色々な飲み方を楽しんで欲しいお酒です。


如何だったでしょうか?
今回1つの日本酒と言うよりも
アート作品の様なお酒になっちゃってて
これから発売予定のMASTER PIECE 吽を考えると
このMASTER PIECE 阿を飲むの?
MASTER PIECE 吽を待つの?
って選択に迫られますよね。
本当に日本酒と言う飲み物から作品へと
付加価値が上がった逸品な気がします。
個人的には漢字の日本酒らしいラベルも
大好きなんですが、そこの枠に囚われず
新しい世界観を生み出すことも大事な気がします。
勿論中身が伴ってこその作品ですけどね。
今回はMASTER PIECE 阿は、
それに匹敵する作品になっていると感じました。
是非笑四季酒造さんをよろしくお願いします。


それでは皆さんにとっても
明日という日が素晴らしい日になることを願っています。
最後までご覧頂きありがとうございました。
明日も一緒に頑張って行きましょう!
それでは、また。


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